水卜麻美アナ、たった一人で登場した日テレ全面広告が思わぬ憶測を呼んでいる

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日テレ全面広告の歴史

 ちなみに12年の広告は、1月4日に掲載された。

「御礼」と大きく書かれた下に、《いつもご覧いただき、ありがとうございます。/おかげさまで日本テレビは、/2011年年間視聴率三冠王を獲得いたしました。本年も、より一層のご愛顧を賜りますよう/よろしくお願い申し上げます。》と書かれ、その下には1月期の新ドラマ「ダーティ★ママ!」(主演・永作博美)と「理想の息子」(主演・山田涼介&鈴木京香)の広告が載っているだけで、アナウンサーの姿はない。

 13年1月3日の広告は、この年に開局60周年を迎えることから、「もう一度、テレビをゼロから。」のスローガンが大きく掲載された。アナウンサーどころか写真もなかった。

「11年は世帯視聴率で全日とゴールデンの二冠しか取れず、プライム1位はテレビ朝日に奪われました。だから、《ありがとう》とは書けなかったのでしょう」

 14年は、元日に全面見開きで掲載された。写真は子供の顔のどアップで、「見たい、が世界を変えていく。」というスローガン。

「前年13年は、世帯視聴率でゴールデンとプライムの二冠がテレ朝、日テレは全日しか取れませんでした」

ついに単独主演

 15年は1月4日に見開きで掲載。スローガンは「見たい、がテレビを変えていく。」と少し変化。この時も三冠王の言葉はなく、背景には様々な液晶画面が並ぶのみで、アナウンサーの姿はない。

「日テレは14年に3年ぶりに三冠王となりました。なぜ誇らなかったのかはわかりませんが、またすぐに三冠王ではなくなるのを恐れたかもしれません」

 16年1月4日の広告には、振り袖姿の水卜アナと羽織袴の桝太一アナがお辞儀をする写真の上に、「2015年年間視聴率三冠王獲得御礼」と打たれた。

「この年から4年間、水卜・桝アナのコンビによる広告が続きました。彼らの写真と共に、日テレ系の報道番組、情報番組が紹介されたのですが、17年はカルタに出演者たちの顔を並べ、18年は絵馬、19年は羽子板といったデザインでした」

 20年1月3日には、徳島えりかアナ、辻岡義堂アナ、水卜アナ、桝アナの4人がジャンプする写真が掲載され、「テレビを超えろ。」とあった。

 それが昨年の10人アナの広告へと繋がる。ちなみにこの年から日テレは、世帯視聴率ではなく個人視聴率10年連続をうたうようになった。

 そして今年、16年から正月広告に出続けた水卜アナが、ついにピンでの起用となったわけだ。

「視聴者からの人気はもちろん、日テレも彼女を大事にしているというアピールなのでしょう。もっともこの広告のおかげで、フリー転身説が再燃しています」

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