「小林亜星さん」の遺産をめぐりトラブルに 実子が語る“後妻への不満”

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後妻は「答える必要はありません」

 もちろんここまでの主張は朝夫氏側から見た認識だ。他方の後妻・友恵さんは何を思うのか。反論を聞くべく、自宅に赴いたところ、「答える必要はありません」とぴしゃり。「どうぞお引き取りください」とお話を聞くことは叶わず。異議申し立てにも耳を貸さず、着々と手続きを進めるといったところだろうか。

「千葉の別荘は私にとっても思い出の場所です。親父から“友達を泊めるから車で迎えに行ってくれ”と頼まれて行ったら、待っていたのは高倉健さんだった」

 と記憶を辿る朝夫氏。遺留分として総額の8分の1を請求することはできるが、今後はどうする?

「遺言書は法的には整っていますし、先に言ったとおり、争うつもりはないので。ただ、心情的には納得できないものが残る。とにかく、財産目録を見ることが始まりですから、その要求は続けていきます」

「寺内貫太郎一家」は家族がぶつかり合い、最後にはひとつとなる物語。しかし、ドラマはドラマ、現実は現実だ。周到なる遺言書があったところで、「小林亜星一家」にはまだ、「大団円」の結末は訪れそうにない。

週刊新潮 2022年1月13日号掲載

特集「遺産は実子に渡さない 『小林亜星』の『後妻』に『次男』がぼやく『周到なる遺言書』」より

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