日テレ「笑う大晦日」はなぜ惨敗したか それでも唯一絶賛された人がいる

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ダウンタウンを説得

「高畑充希です。芸人たちの中で紅一点、スペシャルサポーターと呼ばれていましたが、実質的に総合司会を務めました。勝手に話し始める芸人たちを相手に、そつなく仕切った。彼女なら日本一の女性MCになれると思いました。朝の情報番組に起用すれば、すぐにNo.1の視聴率を獲得できると思います」

 言うまでもないが、彼女の本業は女優だ。他に見所はなかったのだろうか。

「ナインティナインがMCとして出演していたのですから、『笑う大晦日』をダラダラと6時間やるよりも、後番組の『ぐるナイおもしろ荘』(0:30~2:00)を繰り上げて放送すべきでした。『おもしろ荘』は深夜帯にもかかわらず視聴率が6・9%と、『笑う大晦日』の2部(5・6%)よりも高かった。占拠率も23・9%と断トツでしたから」

 今年の大晦日も「笑う大晦日」を続けるのだろうか。

「『笑う大晦日』はあくまでつなぎでしょう。それなりに数字が取れれば、という考えもあったでしょうが、いまとなっては次はないですね。やはり大晦日というのは“お約束の型”というものが必要なんです。そのためにもダウンタウンを説得して、『笑ってはいけない』シリーズの復活に動くのではないでしょうか。一度はなくなったシリーズですが、本家の『ガキ使』は続きますから、説得のチャンスもあると思います」

デイリー新潮編集部

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