深津絵里が「カムカム」登場で最高視聴率 13年ぶりの連ドラに歓喜した人たちといえば?

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 12月23日、NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」のヒロインが安子(上白石萌音、23)から、彼女の娘で18歳のるい(深津絵里、48)に移った。実年齢よりも30歳も若い役を演じたわけだが、かなりの好評で、この日の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)は、17.9%といきなり番組最高を記録。さらに翌24日の17・8%は番組2位に。ふかっちゃん、恐るべし。

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「カムカム」で祖母、母、娘の3世代のヒロインが演じ継がれることは告知されていたことではあった。とはいえ、まさか週途中の木曜日に交代するとは……。しかも、日本を離れた上白石と入れ替わるように現れたのが18歳を演じる深津である。民放プロデューサーが言う。

「そろそろヒロインが交代する時期であることはわかっていましたが、上白石は今が旬の若手女優で、演技の好感度も上々だっただけに、金曜日まで演じて“萌音ロス”を大いに盛り上げた後に、週初めから深津が登場するものと思っていました。何といっても、上白石は23歳で、近年のヒロイン女優の年代にピッタリでしたから」

 前作「おかえりモネ」の清原果耶は19歳でちょっと若かったが、「おちょやん」の杉咲花は当時23歳、「エール」の二階堂ふみは26歳、「なつぞら」の広瀬すずは21歳と20代前半から半ばが多い。だから、「スカーレット」の戸田恵梨香(当時31)、「まんぷく」の安藤サクラ(当時32)は珍しい方だった。

連ドラ13年ぶり

「その上白石の娘として、48歳の深津が登場したわけです。史上最高齢ヒロインと言われた『芋たこなんきん』の藤山直美さん(当時47)をも上回りました。ただし、彼女は08年に木村拓哉(49)と共演した『CHANGE』(フジテレビ)を最後に、13年も連ドラには出ていません。映画も11年の三谷幸喜監督作品『ステキな金縛り』で主演して以来、話題作と言えるものはありませんし、ここ3年は映画にも出ていません。ずいぶん御無沙汰でした」

 にもかかわらず、いきなり17.9%の最高視聴率を叩き出した。

「『カムカム』の初回は16.4%でした。最近はややのぼり調子で、17%台前半を出すようになっていたのですが、深津が登場して連日18%に迫ったのですから驚きました。実年齢を感じさせない演技はさすがでしたね。そして彼女は視聴率の大票田であるF2層(35~49歳の女性)の心を打つ存在なのでしょう」

 13年も連ドラに出ていなければ、若い人はご存じないかもしれない。深津絵里とはどんな女優なのかおさらいしてみよう。

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