愛子さまのお誕生日文書で際立った「眞子さん・佳子さま」との違い つづられた感謝とご決意

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愛子さまの装いは

 12月1日、晴れて20歳のお誕生日を迎えられた愛子さま。お誕生日に際して公表された「お誕生日文書」では、「全ての方に感謝」「両陛下をお助けしていきたい」とのお気持ちがつづられていた。

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 天皇家の皇族が成年を迎えられるのは、1989年の紀宮さま(黒田清子さん)以来、32年ぶりである。

「愛子さまご自身の“学業優先”というご意向もあり、成年の儀式はお誕生日当日と5日の2日間に分けて行われました。5日は午前中に宮中三殿を参拝された後、陛下から宝冠大綬章をお受けになり、午後にはあらためて両陛下に宮殿でご挨拶なさいました。その後、上皇ご夫妻にご挨拶のため高輪の仙洞仮御所を訪ねられ、皇居に戻られた後、皇族方や三権の長、元皇族から続けて祝賀をお受けになったのです」(宮内庁担当記者)

 宮中三殿では「参拝服」と呼ばれる丈の長いドレスで拝礼され、勲章の親授は「ローブモンタント」、そして両陛下へのご挨拶には最も格式の高い「ローブデコルテ」で臨まれた。皇室の衣装に詳しいファッション評論家の石原裕子氏によれば、

「ローブデコルテは明治時代に正式な第一礼装とされたドレスで、ティアラやネックレスを際立たせるために胸元が開いています。皇族方は神聖な色である白を中心にお召しになっており、今回、愛子さまはすっきりとしたVネックに少しだけ肩を覆ったフレンチスリーブで、本来は肌を出して宝飾品の美しさを強調するローブデコルテにシンプルで清潔な印象を与えています」

 また、上に羽織るジャケットも、

「眞子さんのボレロ、佳子さまのショールカラーが女性らしい華麗さを見せていたのに対し、愛子さまはメンズアイテムであるテーラードジャケットになさいました。シャープで力強く、成年皇族としての強い覚悟をお見せになりました」

感謝とご決意

 報道陣のお声掛けにも、愛子さまは微笑まれ、

「成年行事での(たたず)まいは、品があり優雅で、どことなく香淳皇后のお若い時分、良子(ながこ)女王の頃に似ていらっしゃると感じました」

 とは、皇室ジャーナリストの渡辺みどり氏。

「愛子さまは学習院初等科時代には不登校が報じられ、心配された雅子さまが校外学習に付き添われて批判を浴びたこともありましたが、そうした時を経て、実にご立派に成長なさいました。それは、今回ティアラを借り受けられた黒田清子さんをお手本になさってきたことも大きいと思います」

 愛子さまは1日、成年を迎えられてのご感想を公表。その中では、

〈天皇皇后両陛下には、これまで愛情深く大切に育ててくださり、どのようなときも一番近くで支えてくださいました〉

〈一つ一つのお務めに真摯に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたい〉

 と、感謝とご決意をつづられていた。

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