大苦戦の「週刊さんまとマツコ」 それでも他局のテレビマンは「あんな羨ましい番組はない」

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スタッフ人数が3倍

 旬のタレントをゲストに呼ぶのはどこの番組でもやること。

「でも、さんまさんとマツコさんがいるわけですよ。にもかかわらず、既視感を覚えてしまうのはもったいない」

 それでも、この番組には驚くことがあるという。

「スタッフの数です。番組スタート時からスタッフの多さには目を見張るものがありました。構成だけで7人もいたのですが、現在は9人に増えています。日曜夕方の30分番組にかける人数ではありません」

 ちなみに、ウラ番組のバラエティ『相葉マナブ』は1時間番組だが、構成は3人、ディレクターは6人、アシスタントプロデューサー3人といった具合だ。

「21日放送の『さんまとマツコ』のエンドロールには、構成9人に加え、アシスタントディレクター12人、ディレクター10人、アシスタントプロデューサー3人、プロデューサー6人の名が、目にも止まらぬスピードで流れていました。通常の3倍ほどの信じられない人数で、ゴールデン番組並みのボリュームですよ」

 大物2人がいるだけに製作費が潤沢なのだろうか。

いずれはゴールデン進出?

「さんまさんとマツコさんのギャラも、他番組に比べかなり抑えられているはずで、決して製作費が潤沢とは思えません。これで予算内で収まるのでしょうか。でも、こんなにスタッフがいれば、様々な企画も生まれるでしょう。うらやましい限りです」

 それでも視聴率が上がらないことには……。

「いずれ当たる企画も生まれるのではないでしょうか。そもそも低視聴率の理由の一つが放送時間帯にあると思います。当たる企画さえあれば、ゴールデン進出もあるでしょう。ゴールデンで戦えるマンパワーはあるし、そうでなければこれだけのマンパワーをかける意味がありません」

 打ち切りが先か、ゴールデン進出が先か。

「ゴールデンで試してもらいたいですね。もっとも、さんまさんとマツコさんはそれを望んでいないかもしれませんけど」

デイリー新潮編集部

2021年12月5日掲載

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