【菅原文太・没後7年】ヤクザの獄中手記はいかにして伝説の映画となったか 「仁義なき戦い」外伝〈1〉

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 菅原文太がこの世を去ってから7年。彼を一躍スターの座に押し上げた『仁義なき戦い』シリーズの第1作が封切りとなったのは1973年1月のことだった。実録映画というジャンルを切り拓き、公開から半世紀を経てなお愛され続ける不朽の名作には、いまもってひとつの大きな謎が残されている。この映画を誰が企画したのか、だ。主演の文太、プロデューサーの俊藤浩滋、日下部五朗、そして東映社長の岡田茂の証言はすべて異なる。数々の貴重な証言と膨大な資料を重ね合わせて綴られた傑作ノンフィクション『仁義なき戦い 菅原文太伝』(松田美智子著)から、「藪の中」の検証部分を紹介する。...

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