「相棒」、タイトルバックの歴史 亀山薫(寺脇康文)が9話で卒業したシーズン7は異質

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豆知識3つ

 最後にオープニングのタイトルバックに関する豆知識を3つご紹介したい。

 その(1)「特命係の部屋が登場したのはシーズン15のわずか1回のみ」。特命係の部屋と東京の夜景が重なるような映像のなかに2人が佇むという流れで、プロジェクションマッピングを使ったかなり凝った作りだった。お馴染みのテーマ曲もかなりドラマチックにアレンジされていて、歴代屈指のカッコいいオープニングとなっている。

 その(2)は“初期はロケが多かったが、シーズン11以降はCGが多い”。シーズン11以降、明らかにロケで撮っているのはシーズン18である。実は撮影の舞台は、東京・池袋にある自由学園明日館。国の重要文化財にも指定されている建物だ。そこに特命係の2人が迷い込んだような設定で、音楽もラテンジャズ調のアレンジがなされている。ミステリアスな雰囲気が色濃いのである。

 その(3)は「シーズン1~6までは役者紹介のテロップが出ていたが、それ以降では8と9のみである」。寺脇康文演じる初代相棒・亀山薫の時代は“水谷豊”“寺脇康文”というテロップが出ていたが、以降で確認できるのは及川光博の神戸尊時代の2シーズンのみ。ただ、この2シーズンはローマ字表記に変更されていて、役者名ではなく“役名”のみの表記となっていた。

 「相棒」の歴史とともに様々な変化を遂げてきたオープニングのタイトルバック。映像も音楽も毎シーズン凝った手法で視聴者を楽しませてくれるだけに、お気づきでない方はぜひ注意してご覧いただきたい。

上杉純也

デイリー新潮編集部

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