「細木数子さん」が制作会社に突き付けた無理難題 国税まで動いてテレビも呆然自失

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 デイリー新潮が11月15日付で報じた「視聴率女王『細木数子さん』死去 今だから言えるテレビに出なくなったホントの理由」は大きな反響を呼んだ。実は細木さんが画面から消えた理由はほかにもある。番組制作会社に無心したことが、東京国税局が動く大問題に発展した件だ。視聴率女王による知られざるスキャンダルの封印を解く。

 細木数子さんの2つのレギュラー番組が消えたのは2008年3月末のことだった。TBS「ズバリ言うわよ!」とフジテレビ「幸せって何だっけ~カズカズの宝話~」だ。どちらも2004年に始まり、15~20%の高視聴率を稼ぐドル箱番組だった。

 終了が決まったのは細木さんの希望。本業の六星占術に専念したいということだった。

「もうそろそろテレビ出演は減らしていきたい」(当時の細木さんの発言)

 高視聴率番組の屋台骨を支えていたのだから、普通なら局の幹部たちが必死になって慰留する。だが、その動きは特になかった。

 引き留めがなかった理由の1つはジャーナリストの溝口敦氏(79)が2006年、『週刊現代』に「細木数子 魔女の履歴書」を連載し、細木さんと反社会性力との関わりなどを暴露したからだが、決定打となった理由がほかにもある。

 京都市内にある自宅(現在は別宅)を新築した際、その費用の一部を番組制作会社に出すよう迫ったのだ。きちんとギャラを払っているにも関わらず、別ルートで利益供与を求めたわけであり、空前絶後のことだった。背景には「自分が高視聴率を稼いでいる」という自負があったのだろう。

 自宅は700坪以上ある和風の大豪邸で、推定価格は50億円以上。ガレージだけで約1億円相当、傘立てが約1000万円、仏壇は約3000万円すると言われた。番組制作会社に求めた金額も大きく、少なくとも数千万円単位とされている。

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