【体験記】コロナ禍で増加「国際ロマンス詐欺」にだまされてみた 「ロマンス詐欺あるある」に注意
虎穴に入らずんば虎子を得ず。犯罪の手口を知るには「被害者」になってみるのが一番。国際ロマンス詐欺の取材を続けてきた筆者が、どういうわけかその犯罪集団の新たな獲物として狙われることに。鬼が出るか蛇が出るか。だまされたフリの後に待ち受けていたのは……。
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ズボンのポケットが振動した。「彼女」からLINEのメッセージが届いたに違いない。慌ててスマホを取り出すと、案に違わず彼女からで、次のように英語で綴られていた。
「私の胸がドキドキするのはあなただけよ。...