韓国でバカ売れ「反日不買があっても諦められない」という日本のゴルフウェア…日本車での来場を禁止したゴルフ場も

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爆益のゴルフ業界を注視する人たち

 実際、ゴルフ人口の増加に比例するかのように、韓国ではクラブやゴルフウェアの売れ行きも好調だ。

 日本でも有名な韓国のプロゴルファー、安信愛(アン・シネ)のゴルフウェアを見てもわかる通り、体のラインがはっきりと出るセクシーな物も多く、見た目を重要視する韓国人女性の間では好まれる傾向にある。また、ペアルック文化が根付いている韓国では、ゴルフウェアもカップルで揃えるケースが少なくない。

 ゴルフウェアのレンタルサービス会社を運営する企業は今年3月から月の売上が4900%増、累積会員数は5400%も増加。ザフェアゴルフも3月から10月までの7か月間の累積会員数は2000%に達したそうだ。

 ゴルフウェア市場全体を見ても、2020年は5兆1000億ウォン(約4896億円)と前年より10%成長。来年には6兆3000億ウォン(約6048億円)まで膨れ上がるのではないかと、韓国のファッション業界では噂されている。各デパートでは店舗・オンラインショップ共に取り扱いブランドを拡大し、今後シャネルやルイ・ヴィトン、エルメスなどの高級ブランドも、韓国市場への本格的参入を控えているという。

日本のゴルフウェアは普段着としても

 もちろん、日本メーカーのゴルフウェアも人気が高い。

「日本のゴルフウェアは普段着としても着られる」「ユニクロの服は持っていないが、ゴルフウェアだけは反日不買があっても諦められない」という韓国人ゴルファーたちも根強く、9月28日に公表された流通業界の情報によると、日本の「セント・アンドリュース」は韓国進出3年目の今年、史上最高の業績を記録する見通しとなっている。今年上半期だけでも120億8090万ウォン(約11億5977万円)を記録し、昨年の年間売上を上回った(上半期売上:321%)。

 Tシャツが1枚25万ウォン(約2万400円)と決して安くないのだが、それにもかかわらず客足は増え続けているそうだ。

 2009年に韓国に進出した日本の「パーリーゲイツ」も、今年上半期だけで535億ウォン(約51億3600万円)の売上を記録し、史上最高の売上を記録することが予測されている。また、パーリーゲイツのプレミアム・ブランドである「マスター・バーニー・エディション」も、昨年同期対比売上が2.6倍増で今年上半期だけで92億8000万ウォン(約8億9088万円)を記録した。ここでも、日本製品の選択的不買が際立っているようだ。

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