「石井浩郎議員」のインチキ資産運用を暴いた「JPアセット証券」の内部告発 追証差し入れず取引

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「カモ」

 19年5月に入り、関東財務局と情報を共有する証券取引等監視委員会がJPアセット証券の検査に着手した。

 検査の結果、18年10月から19年5月までの141営業日のうち111営業日で、石井議員は約40万円から6200万円の証拠金不足が発生し、追証の差し入れがないにもかかわらず、取引継続あるいは新規取引を行っていたことが判明する。

「本当のところ、追証を猶予したのは国会議員の立場に配慮した特別扱いというよりもカモにしていたからです。社内では、年間4億円弱の営業収益のうち1割は石井さんからの手数料収入だともっぱらの話でした。最終的に、石井さんは多額の手数料を支払ったうえ、800万円近いマイナスのままで取引を強制決済されたのです」

 内部告発によって銭ゲバぶりが暴かれ、しかも大損を抱えたとあっては、自業自得とはいえ、泣きっ面に蜂の心境に違いない。

週刊新潮」2019年9月26日号「MONEY」欄の有料版では、石井議員の資産運用とJPアセット証券の実態を詳報する。

週刊新潮 2019年9月26日号掲載

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