「選挙特番」総まくり 「太田光」自滅で視聴率は「有働」、密かに株を上げた意外な勝者は?

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 デイリー新潮は「池上彰、太田光、櫻井翔、大越、宮根……選挙特番の勝者を占う、最下位から本命に踊り出した局は?」(10月30日配信)で、今回の選挙特番は太田光を擁するTBS「選挙の日2021 太田光と問う! 私たちのミライ」を民放視聴率トップ(本命)と予想した。ところが、残念ながら予想は外れた。改めてテレビマンに総括してもらった。

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 10月31日、午後8時前から各局の選挙特番は始まった。開始から午後9時までの視聴率は以下の通りだ(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

NHK総合「衆院選開票 2021」(瀧川剛史、上原光紀)17・7%
日本テレビ系「zero選挙2021」(有働由美子、櫻井翔)10・8%
テレビ朝日系「選挙ステーション2021」(大越健介、大下容子)7・2%
TBS系「選挙の日2021 太田光と問う!私たちのミライ」(太田光、小川彩佳)6・2%
テレビ東京系「TXN衆院選SP 池上彰の総選挙ライブ」(池上彰、大江麻理子)7・6%
フジテレビ系「Live選挙サンデー」(宮根誠司、加藤綾子)6・2%

 TBSは民放トップどころか、フジと最下位を争っていたのだ。どういうことなのか、再度、民放プロデューサーに聞いた。

「スペシャルMCに抜擢された太田に期待していたんですけどね。“何をしでかすかわからないワクワク感”が面白そうだと言ったものの、いつものバラエティのノリのままじゃね……」

 選挙特番にもかかわらず、太田はタイトルコールからボケまくりだった。

空回りの太田

太田:選挙の日2021、池上……あ、池上じゃねえ、太田光と問う、私たちのミライ~。(いつもの)プシュー!

――太田は自分の席には着かず、背後のセットに乗っかろうとして、井上貴博アナウンサーに注意され、ようやくテーブル中央に陣取る。

太田:どうぞ、よろしくお願いします。櫻井(翔?)です。小川(彩佳アナ)がムッとしてますけど……。

「冒頭はこのくらいやるとは思っていましたが、各党党首や主要人物とのやり取りに入るともうダメでしたね。最初に中継が繋がった小選挙区で落選の可能性が高まっていた甘利明幹事長に対して、笑いながら『ご愁傷様でした』とやって、早速ネット民から顰蹙を買ってしまいました。その後も“俺は、俺は”と持論を展開し、言いたいことばかりを言って、相手がほとんど答えないうちに時間切れ。井上アナにたしなめられる始末で、空回りする太田に小川アナも苦笑するばかりでした」

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