「ドクターX」「科捜研の女」好スタートの理由は? 私生活のイメージと“業界のドン”の存在

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“業界のドン”

 一方、彼女たちの背後には“業界のドン”たる男たちの影もちらつく。9月に沢口のドラマは映画化を果たしたが、製作総指揮をテレビ朝日の早河洋会長が務めたことで話題となった。

 芸能デスクによれば、

「早河会長は沢口をテレ朝の功労者と持ち上げていて、各局がワイドショーでしのぎを削る午後の時間帯に、あえて『科捜研の女』の再放送を流し、沢口の露出を増やしています。片や米倉といえば、大手芸能プロ・オスカープロモーションの古賀誠一会長が、彼女の出世作を作ろうと『ドクターX』を企画。テレ朝に売り込んで放送が実現したことは業界で語り草となっていましてね。これまではクレジットに〈企画協力〉として古賀会長の名前があったのですが、今作からは削られることになりました」

 独立後、初のドラマ主演に挑む米倉だが、屋台骨が盤石とはいえないそうだ。

「自らCMやネット配信の仕事を取ってくるなどして駆け回っていますが、有能なブレーンを置かないと、いずれパンクするのではと心配する声もあります」(同)

 古巣の庇護を離れた彼女にとっては、今がまさに正念場なのだ。

週刊新潮 2021年10月28日号掲載

ワイド特集「アホか。」より

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