「死」が再び近づいてきた時代の「死生観」を問う

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  昔、死は人々の隣にあった。兄弟姉妹の数は多いが、そのうち数人は死んでいた。近所のおじさんは突然亡くなり、戦中は家庭に不幸があるのは当たり前だった。が、今はちがう。医療の発達により人は簡単に死ぬことは許されず、さらに、「死」はあってはならないものと人の目から隠されるようになった。ところが、コロナ禍がそれを少しだけ変えた。先月まで元気そうにしていたお馴染みのタレントが急死し、テレビでは「人の死」を毎日のように報じるようになった。「死」がまた私たちに近づいてきたのである。...

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