「原続投」報道がフライング認定 球団内から上がる「原全権監督」のやりたい放題への異論とブーイング

スポーツ 野球 2021年10月13日

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やることなすことが全て裏目に出ている

 それどころか現在5ゲーム差とはいえ破竹の6連勝で猛追している4位・広島の影に脅かされ始め、チーム関係者からは「最後にまくられてCS出場を逃してしまうんじゃないのか」と、よもやの不安まで飛び出す有様だ。

 古参の球団関係者が、次のように内情を打ち明ける。

「阿部二軍監督を一軍に上げた途端、連敗地獄にハマってしまった。これはかなり致命的。すでにチーム状況がガタガタになっていたところで急遽招聘されたから気の毒な面もある。が、完全に逆効果となってしまったことで阿部コーチの手腕に対する評価まで下がりつつある。とにかく今年の原監督はやることなすことが全て裏目に出ている」

 確かにDeNAから梶谷隆幸外野手、井納翔一投手をFAでダブル獲得しながら、シーズン佳境の大事な時期に2人は揃って“二軍調整中”だ。梶谷の場合はケガの後に戦列復帰したら死球で骨折と気の毒な点は否めないが、他にも問題はある。

「日本ハムで暴力問題を起こし、8月末から移籍してきた中田翔も戦力になれないどころかチームの足を引っ張ってしまった。つまりそういった補強の失敗から、現場だけでなく、チーム編成の面でも鶴の一声でゴーサインを出す全権指揮官の原監督への風当たりは球団内でも段々と厳しくなっている。CSでも敗退することになったら、総責任者の原監督が来季も続投で“無傷”のままなのは理にかなわない。おそらくファンも黙ってはいないでしょう」

叩けば埃が出て来てしまうかもしれない

 そうなると、代わって阿部コーチの来季監督昇格が前倒しで現実味を帯びてきそうなものだが、球団幹部の間では「時期尚早」とする意見も根強いという。

「阿部コーチには二軍監督を務めた今季、一部メディアで選手への“パワハラ疑惑”が報じられた実例があります。熱血指導が行き過ぎるがあまり、『叩けば埃が出て来てしまうかもしれない』と懸念する向きも。ただ、もともと身につけている野球観や人気面など総合的見地から、彼が次期監督の最有力候補である事実は動かしようがない。来季も引き続き一軍コーチとして1シーズンを経験し、心構えを含めた指揮官の帝王学を原監督の下で身につけるべきではないか、という指摘も幹部の間には多いようだ」(球団OB)

 これまで、桑田真澄投手チーフコーチ補佐の監督昇格や、前監督・高橋由伸氏の復帰など、さまざまな怪情報が浮上してきた。しかし、ポスト原の最右翼・阿部コーチが一軍要職へ配置転換されたことでそれらは一旦立ち消えとなった格好だ。

 とはいえ、来季も続投内定と思われた全権指揮官・原監督の球団内での求心力が急速に弱まっている背景から、すべてが白紙化される可能性がここにきて高まり始めているというのも偽らざる事実のようだ。

デイリー新潮取材班

2021年10月13日掲載

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