視聴率戦争 王者「日テレ」に重大異変 テレ朝が“BIG3”投入で悲願の3冠達成なるか

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視聴人数ランキング

1位:4月4日「日テレ系人気番組春のコラボSP!」日テレ
2位:4月6日「ザ!世界仰天ニュース4時間SP」日テレ
3位:4月11日「テレビ史を揺るがせた100の重大ニュース」TBS
3位:4月25日「行列のできる法律相談所20年目突入!SP」日テレ
5位:4月13日「踊る!さんま御殿!!春の3時間SP」日テレ
6位:4月5日「世界まる見え!テレビ特捜部3時間SP」日テレ
7位:5月5日「1周回って知らない話+今夜くらべてみました合体!芸能界の気になる3時間SP」日テレ
8位:3月30日「芸能人格付けチェックBASIC春の3時間スペシャル」テレ朝
9位:5月9日「お笑いオムニバスGP」フジ
10位:4月11日「世界の果てまでイッテQ!春の2時間拡大スペシャル」日テレ
10位:5月1日「どうぶつ園×授業×SHOWチャンネル土曜3番組が合体SP」日テレ

註:日本テレビホールディングスが発表した「21年度第1四半期 決算説明資料」より

進む日テレ離れ

「4月期の日テレの人気番組は、いずれも長寿バラエティの特番でした。今、それらの番組の数字が軒並み下がってきています。『イッテQ』からは手越祐也が抜け、イモトアヤコは妊娠中、『行列』からは宮迫博之、渡部建のMCがテレビから離れ、『SHOWチャンネル』はそもそも『嵐にしやがれ』の嵐の活動休止でできた後継番組、『志村どうぶつ園』は志村けんさんの急死、『さんま御殿』は飽きられつつある。そこに『スッキリ』ではアイヌ問題が追い打ちをかけ、今や日テレは満身創痍と言っていい状態です」

 なぜそんなことに?

「どんな人気番組であっても、それが永遠に続くことはありません。番組の視聴率の鍵を握るのは、エースディレクターと言っていい。しかし、日テレはわずか数人のエースに複数の番組を任せすぎました。エースたちは疲弊し、視聴者も似たような作りに飽きてくる。特に若い視聴者は引くのが早いですからね。そんな中、テレ朝ばかりでなく、フジテレビも大型番組『ラフ&ミュージック』が成功し、『鬼滅の刃』の放映権獲得で盛り返しを見せています。TBSも10月から始まった『日本沈没』は高視聴率を獲得するでしょうし、『THE TIME,』も話題になっています。一方で、日テレには話題になるものがないのです。テレ朝が追い上げたと言うよりも、“日テレ離れ”が進んでいるということなのかもしれません」

デイリー新潮取材班

2021年10月11日掲載

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