報ステ「大越健介氏」の初登板は微妙な視聴率 民放プロデューサーは“徳光型”を期待

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 10月4日、岸田文雄内閣の発足と共にスタートした大越健介キャスター(60)の「報道ステーション」(テレビ朝日)。初日の世帯視聴率は11.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)とまずまずだった。だが、前任の富川悠太アナ(45)の時よりも落ちたという。

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 大越キャスターは、冒頭、微妙な笑みを浮かべながら直立不動で登場。少し押し黙ってから語り出した。

大越:はい、大越健介です。10月4日午後9時54分になりました。新しい「報道ステーション」始まります。

――オープニングの映像が流れる中、デスク中央に腰を下ろす。向かって右側には小木逸平アナ(47)、左に渡辺瑠海アナ(24)がいる。

大越:改めまして、大越健介です。「報道ステーション」、今日からこの3人で進めて参ります。小木さんには、これまで通り番組を支えてもらいます。

小木:改めましてよろしくお願いします。渋谷(NHK)から六本木(テレ朝)、距離は近いですけれども、雰囲気どうですか、変わりましたか?

大越:あのー、渋谷大好きなんですけれども、六本木をもっと好きになれるように頑張りたいと思います。そして、私と同様、今日から番組に加わっていただくのが渡辺さんです。

渡辺:はい、大越さんと同じ新潟県出身の渡辺瑠海です。先輩方に負けないように精一杯努めさせていただきます……。

 大越キャスター、瞬きが多い。冒頭の沈黙は緊張からだったのだろうか。民放プロデューサーは言う。

対応力は抜群

「実はNHKと民放の報道番組の大きな違いがそれです。NHKは番組開始と終了時に、1秒無音の間を取るんですが、民放は0.5秒なんです。冒頭で大越さんが少し黙っていたのは、NHK流の間を取ったのだと思います」

 言われてみれば、彼がNHK時代に担当していた「ニュースウォッチ9」も始まりと終わりにちょっとした間があったが、あれは1秒だったのか。そうはいっても、テレ朝に移ってもNHK流で良いのだろうか。

「番組が進むにつれ緊張もほぐれ、エンディングでは残り0.5秒でピタリと終わらせていました。対応力はさすがと思いましたよ」

 もっとも、前述の通り、世帯視聴率11.6%は富川キャスターの時よりも低かった。

「富川キャスターの最終日、10月1日は12.2%でした。月曜日の前4週平均も12.0%ですから、わずかに落ちたことになります。これは意外でしたね。大越さんの『報ステ』キャスター就任は話題になっていたし、9月30日に高視聴率を記録した『マツコ&有吉 怒り新党 解散!!生放送2時間スペシャル』でもガンガン番宣を入れていましたから、テレ朝としても抜かりはなかったはずですから」

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