千葉県警の女性キャラ“性的”抗議 制作会社の女性代表が反論「制作に携わったのは全て女性」

国内 社会 週刊新潮 2021年10月7日号掲載

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 アニメのキャラクターが性的イメージを喚起しすぎる――。警察の市民向け動画がそんな指摘を受けた騒動は収まる気配を見せない。

 千葉県警は今年7月16日、交通安全の啓発動画をユーチューブで公開。しかし、「全国フェミニスト議員連盟」なる団体の抗議を受けて9月10日に削除した。動画には千葉県松戸市の“ご当地VTuber”として活動してきた「戸定梨香(とじょうりんか)」という名の女の子のキャラクターが登場するが、同団体は県警本部長ら宛ての抗議文(8月26日付)で、こう難じてみせたのだ。

〈セーラー服のような上衣で、丈はきわめて短く、腹やへそを露出しています。体を動かす度に大きな胸が揺れます。下衣は極端なミニスカートで、女子中高生であることを印象づけたうえで、性的対象物として描写し、かつ強調しています〉

 千葉県警はさっさと動画を取り下げたこの一件を、

「当初の目的とは違う意図で伝わることが懸念されたため削除しました」

 と説明するが、要は炎上は御免とばかり幕引きを図ったに過ぎない。

「戸定梨香はご当地キャラとして活躍してきた1年半の間、一度も抗議を受けたことがありませんでした」

 事実、戸定梨香をプロデュースしている「Art Stone Entertainment」(松戸市)の板倉節子代表はそう語る。

「抗議をなさった団体は、謝罪も要求されていますが、誰に対する、何に対する謝罪を求めているのかわかりません。そもそも私も女性、制作に携わったのも全て女性。性的な対象物として描写したつもりも、強調したつもりもありません」

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