来年の朝ドラ「舞いあがれ!」のヒロインを予測 有力候補は2人、そして大穴は?

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「年齢」もポイントに

 次は年齢をみてみよう。ここ10年間の朝ドラで、オーディションで選出された女優は11人。最年長は「カムカムエヴリバディ」の川栄李奈の25歳で、最年少は「半分、青い。」の永野芽郁で17歳だった。11人の平均年齢は21歳だが、最も多く選ばれているのは19歳で、「あまちゃん」(13年上半期作)の能年玲奈、「まれ」の土屋太鳳、「べっぴんさん」(16年下半期作)の芳根京子の3人がこれにあたる。次に多いのが「あさが来た」の波瑠と「とと姉ちゃん」の高畑充希で23歳。これに「純と愛」(12年下半期作)の夏菜、「カムカムエヴリバディ」の上白石萌音の22歳が並んでいる。19~23歳くらいまでの若手女優にかなりのチャンスがあるとみている。

3番目のポイントは…

 3番目はヒロインに起用されるうえで見逃せない「NHKドラマへの出演歴」だ。来年上半期の作品「ちむどんどん」のヒロインに起用された黒島結菜がこの典型だが、脇役ですでに朝ドラに出演経験があるか否かもポイントのようだ。黒島は「マッサン」(14年下半期)と「スカーレット」の2本に出演していたし、現在放送中の「おかえりモネ」ヒロインの清原果耶も「あさが来た」で二役をつとめ、「なつぞら」(19年上半期作)ではヒロインの妹という重要な役どころを演じていた。この「ヒロインの姉妹」パターンはよくあり、「花子とアン」で土屋太鳳が、「とと姉ちゃん」で杉咲花がそれぞれヒロインの末妹役を演じていた。ヒロインの義理の妹(夫の妹)役で「ごちそうさん」(13年下半期作)に出演していた高畑充希の例もある。このほか「花子とアン」に芳根京子が、「おひさま」(11年上半期作)に安藤サクラが、「とと姉ちゃん」に川栄李奈が脇役で出演していた。「あまちゃん」の有村架純も今となっては懐かしい。

 朝ドラでなくても、NHKの他の作品で出演実績があった例もある。例えば二階堂ふみは「平清盛」(12年)、「軍師官兵衛」(14年)、「西郷どん」(18年)と3本の大河ドラマに出演。そのほか4本のドラマ出演作がある。朝ドラ次回作の「カムカムエヴリバディ」で3人のヒロインの1人として出演する上白石萌音も、「江~姫たちの戦国~」(11年)、「西郷どん」、そして現在放送中の「青天を衝け」と3本の大河ドラマに出演。そのほか6本ものNHKドラマに出演歴があるのだ。

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