いよいよ始まる秋ドラマ 視聴率を全て予想します 期待は月9、日曜劇場、テレ朝BIG3

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月曜22時「アバランチ」(フジ系/カンテレ制作・10月18日~)

 9月まで「彼女はキレイだった」を放送していたカンテレ制作の“火9”ドラマ枠が、今期から“月9”に続く“月10”へと移動。その第1作が、綾野剛主演の「アバランチ」だ。

「“アバランチ”という謎の集団による勧善懲悪モノくらいしか内容が発表されていないので何とも言えませんが、綾野剛と映画『新聞記者』の藤井道人監督の組み合わせは魅力的です。もっとも、敵対することになりそうな警察側に木村佳乃と福士蒼汰では、ちょっと弱々しい気も。ちなみにカンテレ制作のドラマが月10で放送されるのは96年3月以来だそうです。以前は『影の軍団』シリーズなどを放送していた枠ですが、なぜ“月9”と2階建てにする必要があったのでしょうか。月曜10時のドラマ枠といえば、日テレにも読売テレビ制作枠が過去にありましたが、これも低視聴率続きでなくなっています。カンテレの月10枠が二の舞にならないことを願います」

ラブコメディが2本

 秋ドラマでは恋愛ドラマが2本ある。「婚姻届に判を捺しただけですが」(TBS・10月19日~・火曜22時)と「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」(日テレ・10月6日~水曜22時)だ。

「『婚姻届』の主演は清野菜名、『恋です』は“おちょやん”の杉咲花。正直言って、どちらの恋愛話にもあまり食指が動きません。『婚姻届』の火曜ドラマ枠は“逃げ恥枠”とも言われ、16年の『逃げるは恥だが役に立つ』(新垣結衣)以来、18年の『義母と娘のブルース』(綾瀬はるか)、昨年の『恋はつづくよどこまでも』(上白石萌音)といったヒット作を生み出してきましたが、さすがに最近は息切れ状態です。今年4月期の『着飾る恋には理由があって』(川口春奈)も、7月期の『プロミス・シンデレラ』(二階堂ふみ)も、平均視聴率は1桁止まり。今回の相手役である坂口健太郎は朝ドラ『おかえりモネ』(NHK)で人気は高いものの、視聴率には結びついていませんからね」

 では、「恋です」はどうか。

「朝ドラ『おちょやん』を終えた杉咲の連ドラ復帰作です。相手役の杉野遥亮は人気急上昇中ですが、まだそれほどの知名度はありません。同じ水曜ドラマ枠の前作『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』の永野芽郁と戸田恵梨香という朝ドラヒロインW主演に加え、ムロツヨシに三浦翔平、山田裕貴まで起用したのとは力の入り方がずいぶん違う気がします。平均8%行くかどうか」

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