小室圭さん帰国は「眞子さまの強いご希望」 会見より「弁護士業務」を優先した過去も

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宮内庁は“コントロールできない要注意人物”認定

 が、そもそも秋篠宮さまが昨年のお誕生日会見で、

〈結婚する段階になったら、今までの経緯も含めてきちんと話すのは大事なこと〉

 そう明言なさっていたことを忘れてはなるまい。すなわち、この期に及んでお二人は、皇嗣殿下の最後の呼びかけを無視しようとしたのである。度重なる秋篠宮さまの苦言を“柳に風”と受け流してきただけのことはあるが、その振る舞いを見るにつけ、あらためて小室さんの際限ない“鈍感力”を思い知らされるばかりだ。

 思えば、小室さんが常識の枠を超えた言動を見せるのは、これが初めてではない。2017年5月にNHKが眞子さまの交際相手として初めて報じた直後から、その“片鱗”はうかがえたのである。先の宮内庁関係者が言う。

「ニュースの直後から小室さんの自宅にはメディアが押しかけ、翌日は大騒ぎになることが明らかでした。警備上の問題もあり、宮内庁としては小室さんに、横浜の自宅から東京・京橋にある勤務先の法律事務所までは電車でなくタクシーを用いてほしいと内々に打診したのです。ところが小室さんは“東京までのタクシー代が高いのでできません”と、申し出をあっさり断ってきた。結局はやむを得ず、役所から車を差し回すことになったのです」

 これを受け、庁内では“してもらって当然という感覚が理解できない”と、幹部から公然と批判の声が上がっていた。またその日、勤務先で報道陣の囲み取材に応じた小室さんは、事前に宮内庁から“ゼロ回答で通してほしい”と念押しされていたにもかかわらず、

「何を考えたのか“行ってきます”“行ってらっしゃい”という、当日の朝の眞子さまとの電話での会話をあけすけに語ってしまいました。以降、宮内庁は彼を“コントロールできない要注意人物”と見なすようになったのです」(同)

「平日は仕事なので」

 この件をお知りになった上皇后さまは大いに困惑し、

〈あのような方で眞子は大丈夫なのでしょうか〉

 と漏らされ、その憂えは今に至るまで消えることがなかった。つまりは、初日から小室さんには皇族との結婚に“黄信号”が灯っていたわけだが、そうした「自分ファースト」の振る舞いは、晴れの場でも遺憾なく発揮されていく。

「17年9月3日、お二人の婚約内定会見が開かれ、小室さんは太陽、眞子さまは月に喩(たと)えられた。これに対し当時、女性皇族の中には『皇族を太陽でなく月とは何ごとでしょうか』と不快感をあらわになさった方もいらっしゃったのです。小室さんへの悪評はいっこうに払拭されず、その後もトラブルが報じられるたび、皇族方からは『(秋篠宮同妃)両殿下がおられながら、なぜ小室さんのような方を選んでしまわれたのか』『皇室と縁続きになるなど考えられない』といった、お嘆きの声も出ていたほどです」(同)

 さらに、この会見の日取りを巡っても、宮内庁と小室さんとの間には“常識の乖離(かいり)”が生じていたのである。

「当日はちょうど、皇太子ご夫妻(当時)が『国民文化祭』などへ出席されるため、奈良へ行啓されていました。雅子さまは依然、ご体調に波がおありでしたが、そんな中でも宿泊を伴うご公務にお出ましになったことで注目が集まっていたのです」(同)

 皇室においては従来、ご身位が上である方々が大切な行事に臨まれる場合、その日は会見など大きな行事を避けるといった不文律があるというのだが、

「同じ日に会見が行われたのは、実は小室さんの希望でした。当日は日曜日で、職員も休日出勤を余儀なくされたのですが、日取りを決める際、小室さんが“平日は(パラリーガルの)仕事があるので”と主張したため、やむなくこの日に決まったのです」(同)

 弁護士の補助業務という個人的な事情と、内親王との会見のどちらを優先するかと問われた時、小室さんは一般人とは大いに異なる回答を導き出したことになる。

週刊新潮 2021年9月30日号掲載

特集「『自分探しの旅』がたどり着いたゴール 一から分かる『小室圭さん』虚飾の全記録」より

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