TBS「THE鬼タイジ」にフジ「逃走中」「戦闘中」のパクリと批判 もう“姉妹番組”とは言えないワケ

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

「勝てば官軍」のリアル

 テレビ業界がヒット番組のパクリを繰り返してきたのは間違いない。どの局も身に覚えがあるはずだ。

「最も有名なのが、TBSの『ザ・ベストテン』(1978~1989)をパクった、日本テレビの『ザ・トップテン』(1981~1986)でしょう。クイズ番組が当たれば、似たクイズ番組が乱立します。ローカルバスで旅をする番組が乱立しても、そのへんの事情を視聴者は分かってくれています。“パクリ”との批判は少ないのです。今回の『THE鬼タイジ』のようにSNSを中心に批判が集中したのは、意外に珍しいと思います」(同・関係者)

 結局のところ面白ければ勝ち、つまらなければ負けということのようだ。

「TBSの『THE鬼タイジ』がパクリと批判されたのも、フジの『逃走中』や『戦闘中』より面白くないと視聴者が判断したからかもしれません。TBSもパクリと批判されることは覚悟の上でチャレンジしたのだと思います。企画の内容はファミリー向けで、いわゆるコア視聴率が期待できます。TBSは数字が取れると思っていたのでしょう」(同・関係者)

 だが、ここまで恥も外聞もなく挑戦しても、それほどの視聴率は取れなかったようだ。果たして9月に放送予定の第4回は、どんな結果が待っているのか。

デイリー新潮取材班

2021年9月20日掲載

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。