パラリンピックの課題は「クラス分け」 同クラスでも障害の程度に差が
東京パラリンピック競泳背泳ぎに出場した山田美幸(15)は、両腕がない上に両脚の長さが違う。
レースでは、両脚で水を蹴る選手や、両腕で水を掻く選手を相手に、彼女はほぼ左脚だけで水面を進んでいたように見えた。
結果、二つの銀メダルを獲得したから良かったものの、見た目では最も重い障害を抱えていただけに、不公平な印象を受けた方も多かったのではないだろうか。
「障害のクラス分けは見た目で決めるわけではありませんからね」
とパラ水泳関係者が語る。...