「松本潤」「上戸彩」の夫婦モノドラマが来年1月スタート 背景に「ドクターX」に対抗したいオスカーの思惑

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「私、失敗しないので」のセリフでお馴染みのドラマが2年ぶりに帰ってくる。10月からスタートする米倉涼子(46)主演「ドクターX~外科医・大門未知子~」。制作するテレビ朝日にとって、放送日の木曜21時は花形ドラマの枠だが、実は来年1月から、同じ時間帯で上戸彩(36)を起用する新ドラマが内々に企画されている。これには米倉の古巣の意地が見え隠れして……。

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 今や米倉の代名詞ともいえる国民的ドラマは7シーズン目となり、放送開始から10年の節目を迎える。彼女自身も「絶対に前回を超えるものを作りたい」と意気込むが、それにはこんなワケがあるという。

「米倉さんにとって、昨年3月にオスカーから独立後初の連ドラ主演ですからね。“失敗できない”という気持ちが強いのです」

 と話すのは、スポーツ紙の芸能デスクだ。

「そもそも、このドクターXはオスカーの古賀誠一会長自らがテレ朝に持ち込んだ企画で、それが米倉さんの出世作となりました。ところが今作では独立した彼女の意向もあり、オスカーは一切関与しません。これまではクレジットに〈企画協力〉として、古賀会長の名があったのに削られますし、出演者にオスカーの俳優は一切起用されないことになりました」

 とはいえ、遠ざけられた大手プロも黙ってはいない。来年1月からの新ドラマ、しかも同じテレ朝の花形枠で、事務所のトップ女優をヒロインに起用させることに成功したのである。

松本潤主演のドラマ

 さるテレビ朝日関係者が明かすには、

「松本潤主演のドラマのヒロインとして、オスカー所属の上戸彩が抜擢されます。実質的にテレ朝のドラマには初出演となる松潤は、TBS系ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』で平均17%超えの視聴率を記録し、映画化の立役者となりました。そんな彼が家事をこなしながらキャリアウーマンとして働く上戸の夫として、妻を支えるストーリー。脚本を担当するのは『家政婦のミタ』などで有名な遊川和彦氏で、以前から新垣結衣と星野源が共演した『逃げ恥』のようなドラマを作りたいと話しており、新しい夫婦像をドラマで描くと意気揚々です」

 私生活でも2児の母となり、すっかり家庭的な雰囲気が定着した上戸だが、出産後の復帰作となった「半沢直樹」でも主演の堺雅人の妻を演じたことは記憶に新しい。

「半沢よりも彼女が出演するシーンが多くなりますが、テレ朝としても早朝深夜の撮影はナシにして、子育てに配慮するそうです」(同)

 一方で、別のテレ朝関係者はこうも言う。

「米倉と上戸は年齢こそ10歳差ですが、ドラマデビューは共に2000年という間柄。今までは米倉をテレ朝、上戸をTBSとフジを中心に出演させるなど棲み分けをしていましたが、事務所が変われば遠慮は無用。上戸もどんどんテレ朝での露出が増えてくると思います。局としては、どちらのドラマもヒットしてくれれば御の字ですが、オスカーも意地がある。上戸の新ドラマを必ず『ドクターX』のような国民的ドラマにしなければ、結果としてトンビに油揚げをさらわれたことになってしまう。米倉相手に負けられない戦いを挑むことになるのです」

 以上の点について、テレビ朝日に尋ねると、

「今後の編成に関しては決まっておりません」(広報部)

週刊新潮 2021年9月23日号掲載

ワイド特集「『格付け』の舞台裏」より

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