「TOKYO MER」最終回 喜多見幸太だけではない究極の偽悪者「音羽尚」の面白さ

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 7月期ドラマで一、二を争う高視聴率を記録している「日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』」(日曜午後9時)が9月12日に最終回を迎える。どうして大当たりしたのかというと、主人公の凄腕医師・喜多見幸太に扮した鈴木亮平(38)ら出演陣の演技も良いが、黒岩勉氏(48)による脚本が出色だからにほかならない。

 視聴者を引き付けるためなら、なんでもする。そんな思いが伝わってくる脚本だ。特に終盤の展開はエグイとすら言える。

 事件・事故現場での死者をゼロにするため、東京都知事の赤塚梓(石田ゆり子、51)が救命救急チーム・MERを設立したが、その初めての死者はリーダー・喜多見幸太の愛する妹である涼香(佐藤栞里、31)だった(第10話)。...

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