侍ジャパン「稲葉監督の次」は既定路線だったが…スンナリ決まらない理由とは?

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栗山、工藤、秋山、ラミレス…

 ただ、先行報道をきっかけにネットで猛烈な反発を食らったこともあり、今でも由伸氏側は“次期監督就任”に難色を示しているとか。前出関係者が続ける。

「由伸氏にバトンを渡したいという思いは稲葉監督自身や侍ジャパン側の総意でもあるらしく、“政権移行”はスンナリいくはず。ところが、もし由伸氏からこのまま色好い返事がもらえず、うやむやな状況が続くのであれば、今オフにまで次期監督選出がずれ込む可能性もあります」

 さらに、

「次期監督候補には、今季限りで契約最終年となる日本ハムの栗山英樹監督(60)やソフトバンク・工藤公康監督(58)、あるいは元ソフトバンク監督の秋山幸二氏(59)、DeNAで『短期決戦の鬼』と言われた元ベイスターズ監督のアレックス・ラミレス氏(46)を希望する声まで挙がっている“カオス状態”。それだけ、あれやこれやと言う人がいて、まとまっておらず、NPBの中ではとにかく由伸に断られたときの『保険選考』でもバタついているようです」

“観測気球”にネットの異議申し立て、そこへ“情報統制”で対抗し……。どこかの総裁選のように動きは目まぐるしいようだ。

デイリー新潮取材班

2021年9月10日掲載

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