テレビマンが注目「五輪メダリスト」のバラエティ力 年末特番で忙しくなる4選手の名

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芸能界が争奪戦!?

 テレビ番組だけでなく、CMの出演依頼も殺到するのではないかと指摘した。読書家としても知られ、記事では法務省が主催する全国中学生人権作文コンテストで賞を受賞したエピソードも紹介された。

「ウルフ・アロン選手は、格闘家としての見た目と、性格はお茶目というギャップが、視聴者の支持を得そうです。口べたそうなイメージですが、『ジャンクSPORTS』では友達が少ないという自虐ネタを披露し、スタジオを笑わせていました。しっかり笑いを取っていくところに、タレント性を感じました。今後、スポーツを扱うバラエティ番組の常連出演者になってもおかしくないと思います」(同・スタッフ)

 そして最後の4人目が、入江聖奈だ。弾けるような笑顔と天然要素のあるトーク力は、破壊力充分だ。ご本人は「ゲーム会社を目指して就活する」と発言しているが、「芸能界で争奪戦が勃発する」と報じた新聞社もあった。

「8日には『サンデー・ジャポン』に出演し、さっそく話題となりました。明るくてチャーミングなキャラクターはタレントに向いています。スタジオを爆笑させるだけでなく、会話を注意して聞いていると、実は頭脳明晰なタイプだと分かります」(同・スタッフ)

批判のリスクも

「入江選手にお笑い芸人をぶつけてみたい」──こう考えているバラエティ番組のスタッフは多いはずだという。

「芸人さんとのやり取りで、化学反応が起きる予感がします。おまけに入江選手は、カエル好きというセールス・ポイントも持っています。様々な企画が考えられます。大学の研究テーマは『浮気の境界線』だと明かし、サンジャポでは大盛り上がりでした。元フィギュアスケーターの村上佳菜子さん(26)のポジションがぴったりではないでしょうか」(同・スタッフ)

 4人の才能に注目する一方で、「テレビに出てこない」アスリートのことも気になったという。

「出演をお願いすると、多くのアスリートは『競技をPRするため』に快諾してくださいます。しかし、テレビが苦手という方もいらっしゃいます。柔道の大野将平選手(29)はリオと東京の2大会連続で金メダルを獲得しました。出演依頼はお願いしているはずですが、出演されることはなかったですね」(同・スタッフ)

 フジテレビの「ジャンクSPORTS」では、卓球男子の水谷隼、丹羽孝希(26)、張本智和(18)の3人が出演したが、日本テレビの「23人大集合」では丹羽だけ欠席した。

「番組出演を断られるアスリートの中には、『テレビに出ると本業が疎かになる』、『練習ができなくなる』、『チャラチャラしていると思われたくない』と理由を挙げられる方もいます。実際、テレビ出演が批判されることもあります。バドミントンの桃田賢斗選手(26)は昨年末から今年にかけて、バラエティ番組やスポーツ系の番組に精力的に出演していました。盛り上げには多大な貢献をしたと思いますが、メダルを逃すとSNSで『テレビに出たから負けた』との批判が投稿されました」(同・スタッフ)

デイリー新潮取材班

2021年8月22日掲載

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