日本テレビが「BMX」「バレー」「バスケット」の中継で炎上 視聴率至上主義が完全に裏目

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お家芸が裏目に

「日本テレビには『民放なんだから、NHKが放送していない競技を流してほしい』と抗議が殺到しました。またバスケットボールのファンからもお怒りの声が多く寄せられました。フェンシングの中継を流した時間帯もあり、いたずらに視聴者を混乱させただけでした」(同・日本テレビ関係者)

 日本テレビと言えば「視聴率三冠王」だ。今回もアグレッシブに数字を取ろうとしたのは間違いないという。

「中継種目を臨機応変に変更させる編成戦略は、テレビ局としては正しいのかもしれません。視聴者の興味、関心は視聴率に反映されます。日本人が知らない外国人選手の活躍を映すより、日本人選手の活躍を見たいと考える視聴者は多いでしょう。しかしながら、ラテ欄の告知を見て楽しみにしていた視聴者もいるのは当然です。急に変更された時の驚き、落胆は想像に難くありません。寄せられた抗議の声から、『日テレが自分たちを裏切った』と怒りを爆発させたことが分かります」(同・日本テレビ関係者)

 日本テレビが視聴率三冠王となったのは、CMの入れ方に細心の注意を払ったことも大きいという。いわば“お家芸”が今回、炎上を引き起こしてしまったわけだ。

「目先の視聴率を優先する編成方針では、もう視聴者の共感を呼ばなくなったのではないかと思います。今回のようにSNSを中心に炎上し、日テレに対するネガティブキャンペーンが始まってしまいます。日テレの看板に傷が付きました。これを反省し、少なくともオリンピックやスポーツのビッグイベントでは、視聴者目線で中継をするよう心に刻むべきでしょうね」(同・日本テレビ関係者)

デイリー新潮取材班

2021年8月6日掲載

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