欧米選手はタトゥーがお好き? タトゥーがクールなオリンピック選手6人

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 日本国内では、なにかダークな印象がある刺青。しかし、今回、東京五輪に出場する選手の中には、文化の違いからだろうか、見事な刺青のある金メダル候補も見かけるのだ。ここでは、彼らの体を飾るタトゥーアートを紹介する。

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■ケーレブ・ドレッセル(24)
アメリカ合衆国 競泳

 17年の世界選手権で史上最多に並ぶ7冠を達成。16年リオデジャネイロ五輪の400メートルリレーでは、米国の第一泳者に抜擢されて、「水の怪物」フェルプスに繫ぎ、金メダルに輝いた。100メートルバタフライの世界記録保持者でもあり、フェルプス引退後の米水泳界をリードする存在だ。191センチの長身に筋肉質な体、少年の面影が残る顔立ちだが、左腕には、肩から腕全体を覆わんばかりの立派な刺青が入っている。今大会では、男子50メートル自由形で、21秒07のタイムを記録し優勝。4×100メートルメドレーリレーでは、バタフライを泳ぎ、世界新記録である3分26秒78で優勝を果たすなど、合わせて5個の金メダルを獲得した。

■アダム・ピーティー(26)
イギリス 競泳

 身長は191センチもある。男子100メートル平泳ぎで英国の競泳選手としては初めて2大会連続で、五輪金メダルを獲得。18年の欧州選手権100メートル平泳ぎでは57秒10をマークし、前のリオ五輪男子100メートルで、2位の選手に1秒以上の大差をつけて金メダルを勝ち取った。50メートル平泳ぎの世界記録保持者でもある。英国国内がロックダウンになった去年、自宅にプールを作って、練習不足を乗り切った。左腕の三角筋には、百獣の王ライオンが鎮座しているが、そのたてがみは、だんだんと立派になっているらしい。今大会の4×100メートルメドレーリレーでは、アメリカに次ぐ2位でフィニッシュ。さらに、混合4×100メートルメドレーリレー、個人では男子100メートル平泳ぎで金メダルを獲得した。

■マシュー・アンダーソン(34)
アメリカ合衆国 バレーボール

 ニューヨーク州バッ ファロー出身。体重100キロだが身長202センチなので、すらりとした体に見える。リオデジャネイロ五輪で、チームが銅メダル。左腕の二の腕には、彼の家族を象徴する大木が、前腕には、薔薇の花が刻まれている。3日の準決勝では、スペインと対する。

■レティシア・ブフォーニ(28)
ブラジル スケートボード

 サンパウロ生まれ。インスタグラムやフェイスブックなどのSNSで、350万人のフォロワーを持つ超人気選手。スケートボードでの成功を求めて、14歳で単身アメリカのロサンゼルスに移住し、これまでに世界的な総合大会〈X Games〉で三つの金メダルを獲得。難度の高い技を次々に決めてみせる彼女は、今回は残念ながらギリギリで予選落ちとなった。レティシアの右腕には、スケートボードを自在に操る鷲が刻まれている。惜しくも9位で予選敗退した。

■グレイス・リード(25)
イギリス 飛込

 スコットランド出身。ヨーロッパ選手権で二つの金メダル、英連邦選手権で金。19年、韓国の光州で開かれた国際選手権で混合3メートルスプリングボードシンクロで4位をマーク。さて彼女の体のどこに刺青が入っているでしょうか? 答えは左足の甲に見える小さな五輪マーク。出場した女子3m飛板飛込を19位で終えた。

■サム・ミクラク(28)
アメリカ合衆国 体操

 21年の全米選手権で鉄棒・個人総合銅メダル、16年、リオ五輪で個人総合7位。身長166センチ、63キロ。不振に陥って一時期、うつ病となったが回復し、3度目のオリンピック出場権を獲得した。競技中はユニフォームで見えないが、筋肉が浮かび上がった背中に、USAの文字と、五輪マークが隠されている。千葉県船橋市で事前合宿をした。男子個人総合では、12位だった。

デイリー新潮取材班

2021年8月2日掲載

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