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港区の高齢者夫婦は4人に1人が生活保護レベル 激増する「老後破産」(3)
豊かな老後を目指し現役時代まじめに働いてきた人々が、苦境に陥るケースが激増している。『老後破産 長寿という悪夢』(新潮社刊)という本も話題を呼んでいるが、誰もが他人事とは思えないデータがでてきた。
当連載では住宅ローンや資産運用から破産に追い込まれる人々をみてきたが、そのように老後の生活を追い詰められているケースは、はたして例外なのだろうか。明治学院大学社会学部の河合克義教授は、
「2012年に東京都港区の、75歳以上の高齢者を含む2人世帯を調査したところ、高齢者夫婦のみの世帯については、年収250万円未満の世帯が26・3%を占めました。...
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「10年後破綻する人」はどんな人か 経済ジャーナリスト・荻原博子さんに聞く
昨年、「老後破産」「下流老人」といった言葉が流行語になった背景には、多くの人が、この先の生活について不安を抱えていることがあるのは間違いない。
一体どうすれば、最悪の事態を避けることができるのか。
この度、『10年後破綻する人、幸福な人』を上梓した経済ジャーナリストの荻原博子さんに聞いてみた。
――なぜ「10年後破綻」をテーマにしたのでしょうか。
荻原:あまり先の話になると、読むことは難しいのですが、10年後くらいまでの流れは大体わかっています。...
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