韓国大統領選、両候補ともに疑惑の過去 「母親が詐欺で逮捕」「飲酒運転の前科」

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 来年3月の韓国大統領選に向け、与党の「共に民主党」と野党第1党の「国民の力」が、それぞれ候補者選びを本格化させている。有力視されているのは、共に民主党の李在明(イジェミョン)・京畿道知事と、国民の力への入党が取り沙汰される尹錫悦(ユンソクヨル)・前検事総長だ。

 だが、早くも波乱が。

「7月2日、尹氏の義母が詐欺罪で懲役3年の実刑判決を受け、拘束されたのです」(韓国人記者)

 朴槿恵(パククネ)前大統領の例を出すまでもなく、退任後に大統領やその親族が収監されるのは、かの国ではお馴染みの光景。だが、出馬表明直後というのは早すぎる。

「義母の実刑判決を尹氏への妨害だとみる声もありますが、実はこの義母の騒動は今に始まったことではありません」(同)

 彼女が問われていたのは、2013年から15年に、運営する医療施設で多額の給付金を騙し取ったとの疑いだ。

「当時、この事件で関係者が次々と有罪になる中、共同理事長の義母だけが立件すらされなかった。その頃、尹氏は検察側にいましたから、義母が罪に問われなかったのは彼が便宜を図った結果ではないかと批判されているのです」(同)

 さらに、尹氏の妻にもある疑惑が。

「結婚当時、尹氏は53歳、妻は41歳。彼女は大学で美術や占いを研究し、二人を引き合わせたのも“僧侶”と、なんとも妙な匂いのするカップルだった。目下、美術展などの企画会社を経営する妻には株価操縦の疑惑があり、ソウル中央地検が捜査している」(同)

 身内からボロが出る尹氏に対し、李氏はというと、

「彼は、党内では文在寅(ムンジェイン)大統領と距離を置く非主流派。ただ、“親日勢力と米占領軍のせいで韓国はこうなった”“日本は敵性国家”など筋金入りの反米反日論者で“辛口の文在寅”なんて異名も。保守派の中には彼が大統領になったら亡命すると公言する人までいます」(同)

 そんな李氏にも傷があるという。

「彼はいわゆる人権派弁護士。なのに、自らを検事と詐称したり、飲酒運転で捕まったことがあったり。さらに、実兄を躁鬱病に仕立てて強制入院させたと刑事訴追されたこともある」(同)

 さて、次は誰がお縄に?

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