こじるり、キングダム破局も踏み台に? 世間の声は無視…芸能界しか見ない強メンタル

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「こじるり無双」──。人気漫画家との破局を笑顔で語る小島瑠璃子さんに、ふとその単語が思い浮かぶ。あれだけバッシングされた熱愛ぶりもどこへやら、サバサバと「よし、次探そう!」とフリー宣言できる鋼のメンタル。やっぱり芸能人はこうでなくちゃ、とワクワクしてしまう。

 こじるりが何よりすごいのは、世間の声など全く気にしないことだ。見ているのは芸能界だけで、その割り切りはすごい。

 機転と愛嬌の良さで業界内外から評価の高かったこじるり。でも「キングダム」作者・原泰久先生との関係発覚時、意外と祝福ムードにはならなかった。なぜなら当時は緊急事態宣言の解除直後。航空会社も欠便や減便が相次ぐ中で、福岡まで飛んでお泊まりデートする写真には批判の声が多く上がった。少し前には手越祐也さんなど、自粛ムードの中での会食が報じられ、謝罪に追い込まれた芸能人も数多くいる。しかしこじるりは全く意に介さない。好感度の高い大物に祝福してもらい、追い風を作って批判を一掃する戦法に出たようだ。

 まず信頼のおけるさまぁ~ず・三村マサカズさんのラジオで交際宣言。先生の魅力を語り、ラブラブぶりをしっかりアピールしてみせた。一方で批判については、「コロナ禍で家にいる人が多く、他人の行動が気になる人が増えている」「そういう人たちを刺激してしまって申し訳なかった」と弁明。要は「お節介な一般人の要らぬ嫉妬です」ということだ。その3カ月後にも明石家さんまさんの番組で、「さんまさんくらいしか(今回の恋愛を)いじってくれる人がいない」「『ホンマでっか!?(TV)』だけです、こんなおしゃべりなの」とヨイショ。キングダムの智将もかくやという、堂々たる立ち振る舞いだった。

 けれども彼女を阻んだのは、根強い略奪愛疑惑だろう。同時期に先生と不倫関係にあったという元アイドルが、こじるりに略奪されたとほのめかすツイートもあった。こじるり本人は三角関係については無言を貫いており、「誹謗中傷をしないで」「想像で人の人格や生き方まで非難するのは本当にもう終わりにしてほしい」と投稿したこともある。こじるりにしてみれば、堂々としていた方が身の潔白が証明されると思ったに違いない。本当に略奪愛でないのなら、別に独身男女がどうしようと構わないのは事実である。

 しかし突然終わりを迎えたキングダム愛。一部報道によれば、コロナ禍で遠距離恋愛が難しかったことや、年齢差による価値観の違いが挙げられている。だが緊急事態宣言解除直後でも、遠距離をものともせず会いに行っていたこじるりだ。考えられるのは、これ以上タレントイメージが上がらない恋愛を、自分がまだ若いうちに「損切り」したのではないか。三村さんやさんまさんのイジリをもってしても、他のタレントからは大っぴらに盛り上げてもらえない恋愛だった。先日の「あちこちオードリー」で、「仕事を邪魔しない結婚って何?」と発言していたのを見るに、恋愛も仕事を盛り上げる「踏み台」に過ぎないのだろう。番組内では炎上対策として、「仕事の分母を増やして炎上のイメージを薄める」と語ったこじるり。遠くの彼氏より近くの大物タレント番組受け。頭の回転の良さで定評のある彼女が、そう判断を下したとしてもおかしくないと思うのである。

今の芸能界に最も欠けている「強メンタル」人材 女王・アッコさんを継ぐ日は近い?

 確かにこじるりが言うように、コロナ禍で人のすることなすことにケチはつけられやすくなっている。先日も深夜にノーマスクで大宴会をしていたYouTuberたちが炎上。テレビ業界のルール外にいる彼らでさえ、謝罪するに至っている。またテレビを席巻する第7世代のお笑い芸人や田中みな実さんなど、「怒られるのが嫌」と公言するタレントも増えた。こじるりの事務所の大先輩・和田アキ子さんだって繊細なタイプと聞く。コンプライアンス意識の高まりもあり、取り扱いに気を遣うタレントたちばかりといったところだろう。

 そこへいくとこじるりの強メンタルは、テレビ業界にとって実に貴重ではないだろうか。オードリー・若林さんからも、「スタッフが求めることを瞬時にわかる」と褒められていた。番組でキツくイジられようとも、待ってましたとばかりに盛り上げてくれる。一方、お茶の間からの反発は「お節介」「嫉妬」「個人の感想でしょ」とスルーしてくれる。

 自己肯定感高く快進撃を続けるこじるりが、打たれ弱い若者世代の尊敬を集めることもあるかもしれない。アッコさんを継ぐ、芸能界の次世代女王として君臨する日も近いのではないか。恋愛は終わりを迎えたが、こじるりにとっては芸能界キングダム・第二章の始まりなのかもしれない。

冨士海ネコ

2021年7月11日掲載