浅草で「三宅裕司」「グッチ裕三」がステマ合戦 三宅は「妻が経営していることを伝えるべきだった」

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 本誌(「週刊新潮」)初報の浅草「伝法院通り」を巡る立ち退き騒動。台東区と一部商店の対立が明るみに出たが、対立は他にも。界隈では有名芸能人同士の知られざる“バトル”が勃発していた!

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 緊急事態宣言が明けた最初の日曜である6月27日、都内屈指の観光地・浅草は多くの観光客で賑わっていた。前の週と比べて人出が1割から2割増加したとも報じられたが、中でも浅草寺近くの「伝法院通り」では、食べ歩きの客をターゲットにした二つの店に人気が集中していたという。

 その一つが「安心や」という屋号を掲げるテイクアウト専門店。確かに、昼時は20人ほどの客が列を成し、浅草の“新名物”と謳う1個500円の「台湾からあげ」が、飛ぶように売れていく。

「実はここ、あの芸能人が関係する店なんだ」

 と明かすのは、地元商店街の事情に詳しい古老だ。

「俳優の三宅裕司さんの奥様が経営者でね。以前、三宅さんが朝の情報番組でこの店を紹介していたこともあった。彼は“偶然見つけた”なんてとぼけて話していたけど、実態を知らない視聴者からすれば、身内であることを隠して宣伝する、いわゆる“ステルスマーケティング”をしていたわけだよ」

 一方で「安心や」の向かいに立つ「浅草メンチ」も負けてはいない。こちらも界隈の有名店として、1個300円の肉汁たっぷりのメンチカツをウリにしているが、店の名前にピンときた貴方は相当の「浅草通」だろう。

 そう、この店はタレントのグッチ裕三が役員として名を連ね、妻が代表を務めるファミリー企業が経営し、かつて本誌は彼が店との関係を明かさずに、雑誌などで「最高の店だ!」と称賛した「ステマ疑惑」を報じているのだ。

 別の地元関係者曰く、

「昨年末、三宅さんの店がグッチさんの店の向かいに移転して以降、対立が鮮明となりました。受けて立つ『浅草メンチ』は、店先に〈浅草文化観光センター口コミ情報ランキング『お土産ランキング』4年連続第1位を獲得!!〉というお手製の張り紙を掲示して客寄せしていますが、ランキングで1位をとったのは、2017年が最後のはずなんだよね……」

 兎にも角にも客集めに必死なのだが、奇しくも競演と相成った“ステマ店”同士のバトルの行方は如何に。

 三宅の所属事務所に尋ねると、本人から以下のようなコメントが届いた。

「妻が頑張っている姿を見て、応援してあげたいという気持ちから紹介をしましたが、今思うと、妻が経営していることを伝えるべきだったと反省しています。今回、頂戴したご指摘について真摯に受け止めさせて頂きまして、今後は誤解を与えることのないように気をつけたいと思います」

 対するグッチの店を運営する会社にも聞いたが、期日までに回答はなかった。

週刊新潮 2021年7月8日号掲載

ワイド特集「負けられない戦い」より

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