江頭2:50、オリラジ中田も戦々恐々……「YouTubeプレミアム」で始まった戦国時代

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 最近、“いつでもどこでも、楽しみが途切れない”というYouTubeのCMをよく目にする。新サービス「YouTubeプレミアム」に加入すれば、広告なしでYouTubeの動画が楽しめるというのだ。言わば“CMを否定するテレビCM”というわけだが、この「プレミアム」に世のユーチューバーが戦々恐々なんだとか。

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 その昔、「トイレに行きたい人はCMの間に」といった発言をしたことがスポンサーの逆鱗に触れ、干されてしまったタレントがいたけれど、まさかCMを否定するCMがテレビで放送される時代が来るなんて……。業界関係者は言う。

「YouTubeプレミアムは、月額1180円(iOSの場合は1550円)を支払えば、動画を途切れさせる広告なしで視聴できる、動画を保存してオフラインでも視聴可能、他のアプリを使用中でもバックグラウンド再生が可能、有料会員限定の動画も楽しめる……といった新サービスです。実はこのサービス、日本では18年11月にスタートしたのですが、いまひとつ周知されていなかった。そこで親会社のGoogleが、6種類のテレビCMを先日から放送し始めたのです」

ユーチューバーが戦々恐々

 企業広告はネットに移ったとはいうものの、やはりテレビによる浸透力はバカにできない。このCMで初めて、新サービスを知ったという人も少なくないようだ。確かに、YouTubeを視聴するときに出てくる広告が邪魔に感じることはある。

「これまで通り無料でYouTubeを楽しむことも可能ですが、有料サービスをテレビCMまで打って周知に努めているのには、コロナ禍により米Googleの広告収入が大きく減った一方で、YouTubeの利用は増加していることも影響しているのかもしれません。ところが、これに戦々恐々としているのがユーチューバーです。彼らは基本的に動画の再生中に流れる広告により収益を得ていますから」

 業界関係者の話を続ける。

「以前のユーチューバーは、チャンネル登録者数が多いほど収益が上がるシステムでした。これですと、早くYouTubeをスタートした人が有利になりやすい。そこでGoogleは、新規にYouTubeを始める人でも広告収入がアップできるように、登録者数よりも再生時間と再生回数に重きを置いた収益プランに変更しました。そのため最近のユーチューバーは、再生時間を稼ぐために長尺動画を増やす傾向にありました。登録者数が少なくても、長い時間視聴してもらえば、広告収入がアップするからです」

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