小室圭さんの金銭トラブル、アメリカでの受け止められ方は 「親の金銭トラブルに子どもは無関係」

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学位授与式、セレモニーに姿を見せず

 改めて眞子さまとの結婚問題の進展に注目が集まるなか、フォーダム大学ロースクールを修了した小室圭さん。日本では結婚に対して逆風が吹き荒れるが、小室さんの住むアメリカでは違う見方をされているようで――。

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 5月23日、フォーダム大学ロースクールの学位授与式がオンラインで開催された。JDコースを修了した学生たちの名前が読み上げられるたび、顔写真や家族への感謝を伝えるメッセージが映し出される。だが、小室さんに限っては〈ケイ・コムロ〉の名前が読み上げられるだけだった。翌24日に学内で開かれたセレモニーにも、ついに姿を見せなかったという。

 晴れの舞台でも人目を避けたのには、小室さんが置かれている厳しい状況が影響したと考えるべきだろう。

 さる皇室ジャーナリストによれば、

「小室さんは4月上旬に28枚に及ぶ文書を発表し、母親・佳代さんと元婚約者との金銭トラブルについて経緯を説明しました。ただ、あまりに一方的な言い分に批判が殺到。世論の逆風を察してか、“解決金を支払う意向”を示したものの、その後、事態が進展したとは耳にしない。秋篠宮さまが求めておられる“それ相応の対応”には遠く及ばないと言わざるを得ません」

 眞子さまとのご結婚を第一に考えれば、書面ではなく、まずは自身の口で国民の疑念を解消すべきだったかもしれない。しかし、ロースクール修了後も小室さんは雲隠れしたまま。それどころか、留学中から存在感は希薄だった。2018年の入学当初、フォーダム大は〈日本のプリンセス・マコのフィアンセ、ケイ・コムロが入学〉と大々的に発表したが、同級生たちは「噂は聞いたけど、彼に会った記憶がない」と口を揃える。

“親の金銭トラブルは子どもとは無関係”

 では、眞子さまと小室さんのご結婚は、小室さんの住むアメリカではどのように捉えられているのか。ニューヨーク州弁護士で信州大学特任教授の山口真由氏はこう語る。

「アメリカ人は結婚を完全に個人の自由と捉え、自分たちが愛し合っていること以上に重要なことはないと考えています。そのため、“フィアンセの親に結婚を反対されている”と聞いても理解できないでしょう。また、個人主義が徹底しているアメリカでは、親の金銭トラブルはあくまでも親の問題であって子どもとは無関係。そもそも、“子どもが親の遺産に縛られるのはよくない”という感覚なので、世界的な大富豪であるビル・ゲイツですら遺産の大部分を子どもには渡さないと公言しています」

 加えて、アメリカ人は親や権力による反対を押し切り、いわれなき差別に立ち向かって純愛を貫くストーリーを何よりも好むという。

 その最たる例が、ヘンリー王子を伴って英王室を離脱したメーガン妃だ。

「小室さんを巡る問題と、メーガン妃の一件は相似形で、イギリス在住の知人たちも“彼らはよく似ている”と話していますね」

 とは、英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子氏である。今年3月、米・CBSテレビの番組に出演したメーガン妃が、

〈生まれてくる子の肌の色について、彼(ヘンリー王子)の家族から懸念を示された〉〈もうこれ以上、生きたいと思わなかった〉

 と発言し、波紋を呼んだのは記憶に新しいところ。

「メーガン妃は英王室による“人種差別”と、自身の“メンタルヘルス”の問題について赤裸々に暴露しました。このふたつのキーワードはアメリカでは非常に強い力を持ちます。ここ最近は『Black Lives Matter』運動によって人種差別に反対する機運が高まっているため、余計に共感を呼んだのでしょう。メーガン妃はアメリカ人のハートを掴むツボを心得ています」

 眞子さまも小室さんとの結婚について〈生きていくために必要な選択〉と切実なお気持ちを表明されて耳目を集めた。

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