国際政治における潜水艦―インドネシアの沈没事故に我々が学ぶべきこと―

国際 Foresight 2021年6月9日掲載

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 現状で「ナンガラ」の沈没原因は不明だが、同艦が1981年に就役した老齢艦であると知り、率直に「私なら乗りたくないな」と思った。81年といえば筆者が海上自衛隊に入隊した年で、すでに40年前だ。その頃の海自の潜水艦隊は16隻体制、現在は22隻体制となっている。日本では毎年1隻、三菱重工と川崎重工が交替で新しい潜水艦を建造し、かわりに最も古い1隻が退役する仕組みになっている。つまり、日本の潜水艦はどんなに古くても20年前後で引退するのである。

 海自の水上艦の平均使用年数は30年以上だから、潜水艦を20年でスクラップにするのはもったいないという声もある。...

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