堺市長選、公選法違反事件のウラに内閣府政務官、被告が公判を請求した狙い
元法務大臣の河井克行被告の裁判が進行する折も折である。このほど、大阪府堺市長選を巡る公選法違反事件で被告が無罪となった。裁判で“黒幕”と名指しされたのは、菅内閣で内閣府政務官の任にあたる岡下昌平衆院議員(46)。なんと、被告となった人物は“身代わり”だったというのだ。
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岡下氏は当選2回で幹事長派閥である二階派に所属。菅内閣で内閣府政務官に抜擢された。沖縄及び北方対策などを担当し、河野太郎大臣の部下にもあたる。
選挙違反の舞台は2019年6月、前任の竹山修身市長が政治資金問題で辞任したために行われた堺市長選である。...