コロナ感染“隠蔽”疑惑のセレッソ瀬古が代表落ち お灸をすえた形か

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「やっぱり落選しちゃいましたね」

 とサッカーライターが苦笑するのは、5月20日に発表されたU-24五輪代表に選出されなかったセレッソ大阪のDF瀬古歩夢(20)のことである。

 弱冠20歳で24歳以下代表に選ばれたらかなりの飛び級になるのだが、彼の才能と実力に鑑みれば不思議なことではなかった。

 高校1年からJ3でプレーしていた瀬古は、高2でルヴァン杯にクラブ最年少出場し、高3でプロ契約を交わした。レギュラーに定着した昨年は、ルヴァン杯とJリーグの新人賞ダブル受賞を果たした。

 エリート街道まっしぐらの瀬古は、各世代別代表でも常連だ。スペインでプレーするMF久保建英(19)の一つ上だが、彼らの世代を代表する選手として“攻めの久保、守りの瀬古”と並び称されてきた。

 そして、久保と同じく瀬古もまた五輪代表での活躍が期待されてきた。

 コロナ下の3月に行われた強豪アルゼンチンとの強化試合には瀬古も招集された。第1戦は出番なく、チームは0―1で敗れた。だが、第2戦は先発フル出場し、チームは3―0で快勝。瀬古はセンターバックとしてアルゼンチン攻撃陣を零封しただけでなく、攻撃面でもFW林大地の先制点をアシストする活躍を見せた。

スポーツ庁が激怒

 ところが、その後、“事件”が起きた。

 代表解散後セレッソに戻った瀬古は、コロナ陽性判定を受けたのである。

「4月5日、セレッソは選手1人がコロナ陽性診断を受けたと発表しました。選手名は非公表でしたが、これが瀬古だったのです」

 と先のサッカーライターが明かす。

「Jリーガーの感染は珍しいことではないし、陽性者の氏名を公表するか否かは各クラブの判断に任されています。でも、本件が氏名非公表だったことには別の理由が浮上しました。アルゼンチン戦でコロナ感染が起きたという事実を隠蔽したかったのではないか、というのです」

 外国人の入国を制限している時期に外国チームの来日が実現したのは、日本サッカー協会(JFA)がスポーツ庁に頼み込み“厳格な防疫措置”を約束して政府の了承を得たからだという。にもかかわらず感染者が出たとなると、JFAもスポ庁も面目丸潰れである。

 ……という顛末を本誌(「週刊新潮」)は4月29日号で報じた。記事では、瀬古が試合後に飲みに繰り出した可能性についても触れている。

「当然ながらスポ庁は激怒し、JFAは平謝り。6月にはA代表、五輪代表とも各2戦の強化試合が予定されていますが、“瀬古事件”のせいで政府に外国チーム来日のお墨付きを出し渋られています」(同)

 本番直前の五輪代表にとって強化試合がいかに重要であるか、説明は不要だろう。それは、9月にW杯アジア最終予選を控えるA代表にとっても然りだ。

 さて、張本人の瀬古はどうしているか。実は、コロナから復帰してもしばらく試合出場を許されなかった。

「週刊新潮の報道後も、セレッソは瀬古について全く説明をしていません。でもレギュラーであるにもかかわらずベンチを温め続けているということは、やはり“お灸をすえられている”のでしょうね」(同)

 5月23日、代表落ちが決まった直後の試合で、禁が解けたのか、瀬古は途中出場ながら久々にピッチを踏んだ。もっとも、瀬古が入ってほどなくチームは2失点を喫して逆転負けしてしまったのだが。

 しばらく代表に呼ばれることもないのかもしれない。

週刊新潮 2021年6月3日号掲載

ワイド特集「パパはニュースメーカー」より