近藤真彦ジャニーズ退所 SMAP解散騒動でも事務所に気を遣わせていたエピソード

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誰も擁護してくれる人がおらず

 ジャニーズ事務所の“長男”近藤真彦(56)が電撃退所を発表したのは4月30日のこと。その後は沈黙を保ってきたが、5月16日、「本当にデキのわるい長男でした。もう少し後輩にも頼られるような先輩でいたかった」と殊勝な口ぶりで取材に応じた。事務所からは常に腫れ物に触るように扱われてきた近藤は、2016年のSMAP解散騒動でも事務所に気を遣わせていたという。

 マッチは16日の取材で、これからの芸能活動について「まだ準備段階で、焦らず徐々に少しずつできれば。できればファンの皆さんの前で歌を歌いコンサートできれば」と話し、「ファンには申し訳ない。ファンの方が笑顔になれるような活動をしていきたい。その準備を今してます。一から出直す気持ちで頑張ります。また応援お願いします」と続けた。

 芸能担当記者によると、

「マッチは昨年11月に週刊文春に不倫が報じられ、芸能・レースともに無期限で活動を自粛しました。明確に理由を説明することなく、そして自粛期間中での退所だったことに、少年隊の東山紀之が司会を務める情報番組で、“退所の仕方に大きな疑問が残っている。すごく薄っぺらい”と厳しく批判するなど、波紋が広がっていました」

 辞めていったとはいえ、1980年代にジャニーズ人気を盛り上げた最大の功労者である“長男”への強烈な異議申し立てだったわけだが、

「事務所の退所について、発表の2週間前にマッチ自らが申し出たことになっていますが、無期限活動自粛中に誰も擁護してくれる人がおらず、外堀を埋められたというのが実情です」

メリー喜多川さんは本当に可愛がってきた

 処分から半年が経過しようとする4月に入ってもそれが解かれる気配もなく、マジメにやってきたモータースポーツが開幕しても監督なのにサーキットに顔を出せない状況になってしまった。

「マッチはたまらず事務所を飛び出したということになるでしょう。創業社長のジャニー喜多川さんの姉で現・名誉会長のメリー喜多川さんはマッチを本当に可愛がってきたので、“芸能活動は自分の好きなタイミングでやり、自動車レースをマジメに”というのがマッチの流儀として通用してきました。年間で数千万円単位ともされるギャラを得ていたわけですが、ジャニーさんが亡くなってタッキーが後継者としてタクトを振るようになり、居座りづらい雰囲気になっていったというのが退所の背景にないわけではないでしょう」

 この記者の言うように、事務所は近藤に対し、下にも置かない扱いをしてきたことは事実だ。挙げればキリがないが、SMAP解散騒動の際のエピソードに触れてもらおう。

 別の芸能担当記者の解説によると、

「週刊新潮が2016年1月、木村と彼以外の中居、稲垣、草なぎ、香取との関係が険悪となり、SMAPが解散の危機にあると報じました。その後、紆余曲折を経て木村以外は全員退所することになったわけですが、それはともかく、当時、1月の時点では何とか解散の流れを止められないものかという動きもあったのです」

 その1つが、1月21日に港区の高級中華料理店で行われた食事会だった。翌22日付で、いわゆる「SMAP1面戦争」にそれまで参戦していなかったデイリースポーツだけが、最終版の1面でスクープすることになった。

 記事のタイトルは、

《SMAP キムタク発案 香取 草なぎ 稲垣 中居 謝った ジャニーズ“全員”にケジメ 先輩、後輩ら一家異例の集結 都内で「お帰りなさい会」》

 といったもので、中身についてはざっと以下の通りだ。

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