今や「タレント一家」 キムタク&静香の初ツーショットを撮られた頃

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結婚に大反対したマネージャー

「現地は春といっても寒く、キムタクは工藤の背後に回ってコートを着せてあげるなど、さりげない気遣いが板についていた。肝心の釣りは振るいませんでしたが、夕方になってそれまで“坊主”だった工藤の竿がヒットしました。よほど嬉しかったのか、釣った魚を持って二人で記念撮影していました」

 このデートの3週間後、カップルは種子島に上陸。5泊6日の婚前旅行を敢行し、鉄砲伝来以来の騒ぎを巻き起した。同年暮れには入籍に至るが、この時、工藤は妊娠4カ月だった。

 芸能レポーターの石川敏男氏が言う。

「二人の結婚に猛反対したのは、SMAPを育ててきた飯島三智マネジャー(現・CULEN代表取締役)でした。彼女は5人の和を乱さないために思い止まらせようと、キムタクの前で『(工藤は)以前はYOSHIKIと付き合っていた女』などと言い放った。キムタクは、自分の選んだ女性を悪しざまに言われたことで『この人とは一緒に仕事はできない』と悟ったというのです」

 そこに、のちのSMAP分裂の萌芽があったというわけだ。

「おニャン子時代から、清純ぶることなく本音で生きるイメージで人気だった工藤は、キムタクの妻となって大きく人生が変わった。そのキャラを生かせばバラエティや育児番組でも重宝されたでしょうが、国民的スターの妻となったことで一気に裏方へ回ることになった。現在、次女のモデル・Koki,のプロデュースに余念がないのは、華やかな世界から退かざるを得なくなった自身の思いがあるのだと思います」(アイドル評論家の中森明夫氏)

 あるいはこの時、湖面に互いの思いを映し合っていたのか。

2021年5月10日掲載

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