マリエ「枕営業告発」の行方 TVマンが語る「出川沈黙の理由」と「業界の雰囲気」

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告発内容は事実だろうけど

「今回のマリエ告発に関しては、実は出川に同情の声が多いんですよ。もちろん彼女の告発は、事実なんだと思います。肉体関係を迫られた、その場に出川に加え、やるせなすもいたっていうのは、確かにリアル感がありますね」

 ところが、マリエの告発を話題にする業界人は少ないという。

「枕営業を強要されたのが飲み会の席だからです。それらしき発言はあったと思いますよ。それは確かに問題でしょうし、反省もしたほうがいい。ただ、紳助さんはじめ、出川たちの合いの手も、どこまで本気だったのか。もともとマリエは考えすぎるところがありましたし、それを言葉足らずで発信して炎上して番組を降ろされた過去があります。そもそも15年前の話を、なぜ今頃と思っている人は多いと思います。ですが、彼女に反論したところで、たとえ酒の上での話としても女性蔑視、人権問題などと言われたら、何も言えなくなってしまう世の中です。YouTubeに出演することもある紳助さんが、この件に対して沈黙しているのも、そのためでしょう。だからテレビも取り上げないんです。出川さんも今は時間が経って忘れ去られるのをじっと待っているのでしょう」

 出川は今まで通りテレビに出演できるのだろうか。

「仕事は全然減っていません。彼が所属するマセキ芸能社は、女性漫才の内海桂子・好江が看板だった老舗の芸能事務所で、彼女たちの教え子が多く所属しています。桂子師匠の弟子を標榜するウッチャンナンチャンやナイツ、いとうあさこ、バカリズム、狩野英孝など所属芸人の仲が良く、皆きちんと教育もされていることで有名です。出川は人がいいのでなおさら、同情の声が出るわけです」

デイリー新潮取材班

2021年5月1日掲載

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