「ガルベスVS山崎」「巨人阪神遺恨試合」 ……暴れん坊助っ人に対決を挑んだ“伝説の侍”たち
右ストレートをお見舞い
昨今は派手な乱闘シーンがあまり見られなくなったプロ野球。過去には、助っ人が乱闘の主役になった事件もかなりの数に上るが、“暴れん坊助っ人”を相手に、体格差をものともせず、果敢に対決を挑んだ“伝説の侍”たちもいた。
屈強な助っ人をパンチ一発でKOしたのが、東映時代の大杉勝男である。事件が起きたのは、1970年4月28日の西鉄戦だった。1対1の7回、西鉄は先頭のカール・ボレスが三塁線を破る二塁打。次打者が左中間に大飛球を打ち上げると、ボレスはタッチアップして三塁を狙ったが、センターからの送球がショートのグラブに入ったのを見ると、慌てて二塁に戻る。...