「伊藤健太郎」涙の独占告白 被害者への贖罪、事故現場を離れたワケと7億9千万円損害賠償を語る

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「すぐにでも止まるべきだった」

 昨年10月にバイクとの接触事故を起こして以来、表舞台から姿を消していた俳優の伊藤健太郎(23)が、このたび初めてメディアの取材に応じた。被害者への贖罪の気持ち、“ひき逃げ”と糾弾された事故の真相、そして莫大な損害賠償について――。

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「自分と関わったせいでお二人の方がケガを負うことになってしまい、特に女性の被害者の方には左脚骨折という大ケガをさせてしまい、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。『申し訳ない』という言葉でしかこの気持ちを表せないことが不甲斐ないのですが……それでも本当に、今は申し訳ないという気持ちしかありません」

 ゆっくりと口を開いた伊藤。事故は、昨年10月28日の17時45分頃、東京都渋谷区の交差点で起きた。

 トヨタのランドクルーザーを運転していた伊藤が車をUターンさせた際、対向車線から来た二人乗りのバイクと接触したのだ。が、すぐに車を止めて通報を行わず、現場から離れる動きを見せた。当時これが“ひき逃げ”と疑われたわけだが、その理由について伊藤は、

「時間は夕刻。しかも現場は高架下で暗いということもありましたし、交通量の多さや自分の車の大きさを考えるとすぐにその場で止まるよりも明治神宮外苑アイススケート場のほうに回って戻ってくるほうが安全だと判断してしまいました」

 その後、事故現場に戻ると、すでに人だかりができており、警察への通報や救急車の要請は済んでいたという。

「通報や救護に間に合わなかったという意味でも、やはりあの時すぐに止まるべきだったと後悔しています」

「手錠をかけられ…」

 事故翌日の29日に自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕。後に東京地検は伊藤を不起訴としたものの、事故当日の時点では逮捕されるとは考えもしなかったという。大ごとであると実感したのはいつの時点かと質問すると、「逮捕状を読み上げられ……手錠をかけられた時です」と目に涙を浮かべながら言葉を絞り出した。

「(29日に)湾岸署に移送されて独居房に入りましたが、その時も外でどれほどのニュースになっているのか全く知りませんでした。そういうところに入るのはドラマなどの役でもやったことがなく……まさか自分が入る日が来るとは思ってもみなかった」

7億9千万円の損害賠償請求

 事故を受け、すでに撮影済みのドラマやCMの一部はお蔵入りとなった。所属事務所の関係者によると、契約していた企業などからきた損害賠償請求額は一時7億9千万円にのぼったという。

「本当に多くの方にご迷惑をおかけしてしまいました。事故を起こすまでは、ありがたいことに自分の時間もあまり取れないほど忙しくさせてもらっていた。ですがその間、自分がどれだけのものを抱えて、どれだけの人が自分に関わってくれているのかということを本当の意味では理解できていなかったと、今は思います」

 現在、デイリー新潮では伊藤のインタビュー動画を公開中。また4月28日発売の週刊新潮では、事故後の生活や今後の仕事、報道されてきた「女性マネージャーとの確執」などについて語ったロングインタビューを掲載する。

【有料版】では、今後の役者としての活動や、メディアで報じられた「女性マネージャーとの確執」の真相についても語ったロングインタビューの全文を公開する。

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