「タッキー&翼」の明暗 「滝沢歌舞伎」は即日完売だけど「今井」主演舞台はガラガラ

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 かつて時代の寵児だったジャニーズ事務所の人気アイドルデュオ「タッキー&翼」。解散後、滝沢秀明(39)は故ジャニー喜多川氏の後継者として同事務所の副社長に上り詰めた。一方、今井翼(39)は病気のため退所を余儀なくされ、昨年4月に新事務所で芸能活動を再開するも、コロナ禍が直撃して苦戦を強いられている。アイドル時代から何かと比較される両者だが、今月8日に同日開幕した、それぞれが演出や主演を務める舞台でも、明暗が分かれている。

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評論家が途中退席

「かつてのジャニーズ人気アイドルデュオの片割れにしては、意外に客を持っていないな、という印象でした」(芸能記者)

 激動の時代のスペインを生き抜いた画家ゴヤの半生を描くオリジナルミュージカル「ゴヤ―GOYA―」。体調を崩したことで休業を余儀なくされていた今井翼の復帰後初めての主演舞台だ。鳴り物入りで開幕したが、空席が目立ったという。

「作品自体パッとしなかった。脚本も演出も微妙で、招かれていた評論家の中には、途中退席した人もいました」(同)

 東京・日生劇場では29日までの公演だが、チケットは売れ残っている。

 一方、滝沢秀明が演出を務める「滝沢歌舞伎ZERO 2021」(東京・新橋演舞場)は、5月16日までの全日程が即日完売。転売チケットはプレミアがついて暴騰しており、定価1万2500円のところ、20万円を超える価格のものも出現している。

「いずれも松竹が手掛ける舞台。わざわざ同日開幕としたのは『タッキー&翼』に引っ掛けた話題性のためでしょうが、かえって格差が明らかになっただけのような……」(同)

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