小室圭さん文書、弁護士は「法律家の文章に似せようと背伸び」 眞子さまも作成に関与か

国内 社会 週刊新潮 2021年4月22日号掲載

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「例外者」の思い込み

 精神科医の片田珠美氏が言う。

「たとえ一度“返してもらうつもりはなかった”と言われても、通常はそれを理由に400万円を返さないという感覚にはなりませんし、実際にその後、元婚約者の方は生活に困窮して自宅マンションまで手放し、返済を求めているのだから、お金を借りたという認識を持つのが一般的な感覚。それを借金ではないと言い張るのは、小室さん母子が『例外者』だからです」

 それはフロイトの提唱した性格類型だといい、

「幼少期の不幸な体験などを通じて“もう十分に苦しんできた”と感じ、“自分は不利益を被ったのだから例外的な特権を求めてもいいはず”と思い込む人を指します。例外者は自己愛が強く、状況や運命を受け入れられずに無意識的に自己正当化します。小室さんは嘘をついているわけではなく、文書に記されたことが彼の認識そのものなのです」

 そして、文書に眞子さまの手が加わっていることについては、

「お二人はフランス語の『フォリ・ア・ドゥ』の状態にあると言えます。直訳すると“二人の熱狂”といった意味で、ある人の、現実とズレた妄想に近い認識を共有してしまっている状況です。小室さんの主張がどんなにズレていようとも、眞子さまもそれを真実と受け止めておられるのでしょう。でなければ、ここまで世間の常識と乖離した文書を、眞子さまがお認めになることの説明がつきません」

 そうしたいびつな関係において、先のご一家の事情を知る関係者が懸念するのは、眞子さまと小室さんの母との接近だという。

「天皇陛下が2月のお誕生日会見で眞子さまに“ご両親とよく話し合い”と呼びかけられましたが、眞子さまはご両親へ根強い不信感をお持ちで、こうした場は依然として実現しておりません。そんな状況で眞子さまは、小室さんだけでなく母親の佳代さんとも連絡を密になさっています。そのご様子は“すでに小室家のお子さんになってしまっているのではないか”という危惧を抱かされるほどです」

 かつて本誌(「週刊新潮」)は、眞子さまが佳代さんとお会いするたび「お母さま、ご機嫌いかがですか」と気遣われ、すっかり魅了された佳代さんが「天使のような方」と讃えたと報じた。そうした経緯もあって“将来の嫁姑”は、あたかも秋篠宮家を分断するかのように気脈を通じているというのだ。

矛盾だらけの「解決金」

“一卵性”とも称されてきた母子と内親王との絆は、他人の口出しを許さない。とはいえ、「海の王子」の進路はなおも“大時化(しけ)”が続く。12日には、小室さんの代理人の上芝直史弁護士が都内で取材対応。何と突如、元婚約者に「解決金を支払う意向」を明らかにしたのである。

 先の記者が言う。

「“文書の公表で経緯や方針が説明できたので、次のステップとして解決金を支払うことで解決を目指したい”との説明でした。すでに眞子さまにも相談しているといい、話し合いを省いて支払う可能性にも言及しましたが、実に不可解です」

 というのも“文書”には、

〈解決金については、これまで元婚約者の方にご提案することはしていません〉

 とあり、その理由として、

〈きちんと話し合いをすることなく解決金を材料に話し合いを終わらせるのは本当の意味での解決にはなりません(中略)解決金をお渡ししても借金だったことにされる可能性は否定できない〉

 そう綴りながら、

〈過去の経緯に関する認識の食い違いについてお互いが納得できた場合には、解決案の1つとしてご提案する可能性を考慮しながら母や母の代理人とも随時話し合ってきましたが、結局元婚約者の方との話し合いが進まなかったことからそうした提案には至っていません〉

 つまりは“きちんと話し合い”ができなければ提示はしないとの主張だったはず。それが実際には、先方と物別れに終わっている状況下、唐突に金銭での解決を切り出したわけだ。

「すでに元婚約者の男性は“今後は返金を求めない”との意向を公にしています。あたかも周到な準備のもとに“次のステップ”に移ったかのような説明でしたが、場当たり感は否めません。それなら、なぜ8日公表の文書に盛り込まなかったのか。結果的に小室さん側は、混乱にいっそう拍車をかけたことになります」(同)

 相手があってもお構いなし、勝手な提案を一方的にぶち上げるのだから、開いた口が塞がらない。元婚約者の男性の窓口となった記者は、

「8日に小室さんの文書が出て、私から一度電話して以降、(男性からは)連絡が来ていません。文書もまだきちんと読み込めていないのではと思います。それを読み終えてどうしようかと考えている間に、こうして解決金の話なんかが出ると、本人はまた混乱してしまうのではないでしょうか」

 と懸念する。いずれにせよ、小室さんが動けばそれだけ“国民の納得”は遠ざかっていくのだ。皇室制度に詳しい小田部雄次・静岡福祉大名誉教授が言う。

「国民は、皇室に清潔さや誠実さ、そして品格を求めています。小室さんの対応はいかにも俗っぽいし、急に『解決金』と言い出すなど、余りにも場当たり的すぎて人としての信頼にも欠ける。そこに、眞子さまも率先して小室家に与(くみ)していたことが分かってしまった。皇族が民事上の争いに首を突っ込んでいると見なされても致し方ありません」

 秋篠宮家は目下、大変な逆風に晒されており、

「皇室は一度、敗戦でなくなりかけたところを昭和、平成を経て国民との繋がりを再構築してきました。国民に寄り添って長年かけて築いたものも、壊れるのは一瞬です。皇室への敬愛を現在進行形で損ねているという自覚が、小室さんにはあるのでしょうか」(同)

 かりに解決金が支払われるとなれば、結婚がいっそう現実味を帯びてくる。詭弁を弄しながら恬(てん)として恥じない、そんな品性の持ち主と内親王が一緒になる日が、よもや来ようとは……。

特集「ご結婚への共同宣言『小室文書』 『眞子さま』は一線を越えられた」より

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