51歳「元AV男優」がウーバーの配達員に 本人が語る「肉体的変化」と「不安」

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杉並から川崎まで配達、肉体に変化が…!

 配達員になってコツをつかむと、1カ月ほどで週給は6万円台に。はじめた当初はロードバイクを使用していたが、「渋谷や高輪など都心の坂道が多いエリアに行くと体力を消耗して仕事にならない」という理由から、現在は電動アシスト自転車を利用している。

「配達員はとにかく数をこなすことが要求されます。プロモーションのクエストで乗車回数をこなせば、追加収入が得られますからね。そのためにはいかに休みなく依頼を受けるかが重要で、配達とほぼ同時にくる次の依頼をこなせば、その日の収入もあがります。これを“数珠る”と言いますが、配達先は選べません。だから杉並区から配達をはじめて、気づけば神奈川県の川崎まで行ったこともあります。その時はさすがにヘトヘトで、駅前の駐輪場に自転車を停めて電車で帰りましたよ(笑)」

 注文の連続、界隈で“数珠”と呼ばれる状態になり、遠征になることもしばしば。1日の走行距離は100キロに達することもあるというが、そんなAさんは肉体的変化を敏感に感じ取っていた。

「AVの世界から足を洗う頃、EDに悩まされていたんです。引退してからは性欲もなくなっていたのですが、配達員の仕事を始めてからというもの、かなり元気を取り戻しましたね。ある日、配達でたまたま風俗街の近くを通りかかって、そのまま大衆店に飛び込んでしまいました。その日の報酬はほぼパーになりましたが、自分にもこんなに性欲があったなんて驚きましたよ」

 採用試験もなく、好きな時に好きなだけ働ける。そんな触れ込みもあって一気に広まったウーバーイーツの配達パートナーの仕事。ウーバーイーツジャパンは昨年10月から配達パートナーへの傷害補償制度を拡充し、配達中の事故で入院した際、1事故につき2万円を給付している(※ヘルメット不着用の場合は給付額5000円)。これらに加えて50万円を上限とする医療見舞金や働けなくなった日数に応じた見舞金(1日7500円)も支払われる。手厚い補償体制で、安心して配達に臨めそうだが、Aさんはこんな不安を口にする。

「いまだに街を走っていて嫌がらせを受けるのはしょっちゅう。片側3車線のガラガラの道路で、いちばん左の車線の歩道側を走っているのに、いきなり幅寄せされたり……。命の危険を感じたのは一度や二度じゃありません。自転車が好きでなかったらとっくにやめているでしょうね。それほど稼げなくても、いろんな景色が見られますから。秋葉原の店舗前などで注文を待つ“地蔵”をした人にはわかると思いますが、そこで依頼を受けると、新小岩とか錦糸町に配達することもよくあります。隅田川を両国橋で渡ることになるのですが、ウーバーの仕事でもしていない限り、そんな道は通りませんからね。今日はどんな景色が見られるんだろう……。そんな思いで毎朝8時からアプリを起動させています」

 実際、体力増進や趣味の範囲で配達の仕事を請け負う人は多いという。ウーバーイーツの配達パートナーにチャレンジする際は、Aさんの話を参考にしていただきたい。

デイリー新潮取材班

2021年4月18日掲載

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