東大王、ポスト「鈴木光」は誰に? 川村、勝田は2軍確定でスター不在の心配

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女子が足りない

「まず『プロジェクト東大王』の8名が、入れ替え戦へと進む4名を選ぶ勝ち抜き戦へ進んだのですが、ここで選ばれた4名が全員男でした」

 まず、伊沢拓司に早押しで2連勝して、プロジェクト組1位の川上諒人(理学部3年)は入れ替え戦を経ることなく1軍決定。そして2位の“高校生クイズ優勝”東言(ひがし・ごん、理科二類2年)、3位の“空に恋するよさこい男子”和田空人(理学部3年)、4位の“開成高校席次1位”後藤弘(理科一類2年)が入れ替え戦に。

「鈴木の後継者と目された女子、“完璧才女”勝田りお(文科一類2年)と“努力の天才”川村はゆ(文学部3年)は2軍確定です。このあたりで、大丈夫か?と思っていたのですが」

 続く、現役東大王が1軍の座をかけた戦いでは、まず“IQ165の天才”大将の鶴崎修功(大学院博士課程)が一抜けで1軍入りを確定した。

「ヒロミが思わず、『これは凄いし、ちょっと俺らもホッとした』と言っていましたが、スタッフも同感だったでしょう。スター性はそれほどでもないものの、クイズに関しては百戦錬磨で博覧強記の彼がいないと、全体のレベルと、芸能人チームとの戦いも危うくなりますからね。残る3人は、“水上の後継者”伊藤七海(教育学部4年)、“閃きのスペシャリスト”紀野紗良(農学部4年)、そして“高校生クイズ優勝のクイズエリート”猪俣大輝(法学部3年)の順で決まっていきました。7日の放送はここで終わり、1軍決定は14日ですが、ちょっとこの先が心配ですね」

 どういうことだろうか。

「まず、プロジェクト組の東と東大王の猪俣のどちらも、キャッチフレーズが“高校生クイズ優勝”で被っています。次週の1軍決定戦ではこの2人が対決することになりましたが、東は予選1位、猪俣は3位でしたから、組み合わせがちょっと不自然です。そんなことができるなら、それ以前にもっと工夫するところがあったのではないかと」

 それ以前の工夫とは?

「現役東大王から岡本沙紀(理科一類2年)が落ちて、両チームから残った女子は紀野ただ1人となってしまいました。3月までの東大王チームには、鈴木をはじめ候補生を含めると女子が3人いたのですから、やはり1軍に女性を欠くわけにはいきません。にもかかわらず、来週の入れ替え戦で彼女が負けたら、女子は全滅になってしまいます。もし彼女が生き残ったとしても、クイズのレベルは鈴木とは雲泥の差と言ってもいいでしょう。しかも、農学部は理科二類ですから、『ドラゴン桜』でも一番狙いやすいと言われ、かつては“理二でも東大”なんて言われたところ。法学部だった鈴木に比べれば物足りません。しかも卒業を控えた4年生です。ならば、まだ2年生で、同じく閃き型の勝田を入れたほうが良かったのではないかと」

 それではあまりに作為的では?

「喫緊の課題として女子を1人確保すべきです。こう言っては何ですが、スターとは連れてくるものではなく作り出すもの、という意識がTBSのスタッフには足りないのではないでしょうか」

 おいおい。もっとも「東大王」は、伊沢は19年3月で番組を卒業した後も芸能人チームとして出演しているが、“東大医学部のプリンス”水上颯(医学部卒)は20年3月で研修医になるため卒業。さらに、鈴木は司法試験合格を目指し、6月から弁護士事務所で長期インターンシップに参加するため卒業した。ジャスコも同様だ。言うまでもないが、クイズ番組に出るために東大に入学したわけではない。

「伊沢のように修士課程(中退)に進んだり、鶴崎のように修士課程から博士課程に進むわけではありませんからね。今回、早くも1軍入りが決定した川上は、なんだか宇宙人ぽくてつかみどころのない、いかにもガリ勉タイプ。抜群の博識ぶりが発揮されたところで、人気者になれるかどうか。現状では、いずれにしても抜群の人気を誇った鈴木の後釜はいません」

 東大王の人気は落ちていくしかないのだろうか。

「数字が良くなければ、1軍2軍の入れ替え戦を何度も行うのではないでしょうか。幸い、勝田は2軍に残っているわけですからね」

デイリー新潮取材班

2021年4月14日掲載

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