小室圭さん 経緯説明文書の後に解決金を提案するミステリー 急ぐ理由アリとの指摘も

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解決金には否定的な見解を示していた

 とにかく目まぐるしい展開である。先週8日に長大な「経緯説明文書」を発表した小室圭さん(29)。その内容に西村康彦宮内庁長官は理解を示したらしいが、国民世論は圧倒的に否定的な反応が目立った。それを考慮したのか、今度は小室さんの代理人が「解決金を払う意向」を示したという報道が12日になって伝えられている。

 しかしあの文書で小室さんは、とても「丁寧に」解決金について否定的な見解を示していた。

「解決金」というワードが出て来るのは、《3 基本的な方針について》というパートである。

 以下、その個所を抜粋して引用しよう。

〈元婚約者の方は縁のある方で一時期私と母に支援をしてくださった方(詳しくは「5」(1)(2)で説明します)ですし、当時は有り難い思いで支援を受けていましたが、今となって振り返ってみれば、元婚約者の方の善意に頼りすぎてしまった、というのが客観的に見た当時の状況だと思います。そのことを考えると、報道が事実と異なることに思うところはありましたが、解決金をお渡しして和解することができればそれがよいのではと考えました〉

〈そこで、この考えについて再び複数の弁護士に意見を求めたところ、たとえ解決金としてお金を渡したとしても、そのお金は借金の返済だったと誤解されてしまうだろう、世間からはやはり借金だったのだと見られてしまうだろうがそれでもかまわないか、といったアドバイスを受けました〉

「本末転倒になる」はずが

〈解決金については、これまで元婚約者の方にご提案することはしていません。きちんと話し合いをすることなく解決金を材料に話し合いを終わらせるのは本当の意味での解決にはなりませんし、本当の意味での解決にならなければ、解決金をお渡ししても借金だったことにされる可能性は否定できないままで本末転倒になると考えたためです。過去の経緯に関する認識の食い違いについてお互いが納得できた場合には、解決案の1つとしてご提案する可能性を考慮しながら母や母の代理人とも随時話し合ってきましたが、結局元婚約者の方との話し合いが進まなかった(詳しくは後出の「6」で説明します)ことからそうした提案には至っていません〉

 ここで《後出の「6」》と書いてあるのは、母親の元婚約者とのやり取りの経緯を示したパートである。

 この段階で小室さんが主張していたのは、「きちんと話し合いをすることなく」解決金を渡しても「本当の意味での解決」にはならず「本末転倒になる」ということだった。

 今回の「解決金」に関する代理人の発表よると、小室さんは、文書を発表したことによって、「話し合いでの解決」を目指していたという方針を明らかにすることができたので、今後は「解決金」を支払うことで金銭トラブルを解決することにしたということのようだ。

 文書発表後すぐに元婚約者との話し合いが進んだのか、それとも「将来のご両親」から「いい加減にしなさい」とたしなめられたか――。

「そもそも今回の文書公表にあたり、元婚約者には事前の連絡がなかったと表向きはなっていました。そこから話し合いが一気に進んだという話は聞こえてきませんし、将来のご両親からたしなめられたということは、もっとないと思います」

 と、宮内庁担当記者。

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