小室圭さんはこれからどこへ向かうのか? NYで活躍できるのか?

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法律論文のような体裁

 4月8日に公開された小室圭氏の文書が大きな波紋を投じている。これまでに報じられてきた「金銭問題」について詳細に反論する内容で、母親と元婚約者の会話を録音した音声データの書き起こしも含まれていた。今回の文書公開以降、小室さんはどこへ向かおうとしているのか。生き馬の目を抜くNYで仕事を成しえるのか。NY州の弁護士資格を持つ大手法律事務所パートナー弁護士の話などから検証する。

 今回の文書で、内容と共に注目されたのが、全28頁というボリューム。概要4頁+本文11頁+脚注13頁、計約4万字という長大な分量で、36個もの脚注が付されている。まるで法律論文のような体裁だ。

 アメリカのロースクールに留学中の小室氏は2019年夏、NY州弁護士会による論文コンクールで準優勝を果たし、賞金1500ドルを獲得している。

「社会的企業のためのクラウドファンディング法改正の可能性への課題と示唆」と題されたこの英語論文は「NY Business Law Journal」2019年夏号(Vol.23)に掲載された。ウェブで公開されており、誰でも読むことが出来るが、6頁の本文に対して76個の脚注(3頁分)が付されたものだ。

 今回の文書は、金銭問題に関する経緯の説明と個々の論点について逐一、本文と脚注で反論を加えるものになっており、この英語論文と同じアメリカンスタイルの印象を与える。

 日本の人々のこころに誠意が伝わるものになったかについて、SNSでは今回の文書に対して厳しく反応する声が多数上がっており、「多くの人が納得し喜んでくれる状況」はかえって遠のいた感もある。

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